保育士試験|過去問題
平成29年「保育の心理学(後期)」
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平成29年度後期
保育士試験
登録日:2018/8/20
過去問題【保育の心理学(後期)】
問1
次の文は、人の発達の様相についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述 を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 発達は、遺伝要因と環境要因との相互作用によって規定される。
- 発達の速度には個人差があり、また、発達の順序や経路には文化差があり得る。
- 発達における量的変化とは、増大や機能の向上だけでなく、衰退や機能の低下も含まれる。
- 発達には、ある時期を過ぎると学習が難しくなる現象がみられ、そのような時期について、人では臨界期とよばれる。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | × |
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1
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問2
次の文は、成人期以降の発達についての記述である。( A )~( D )にあ てはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
エリクソン(Erikson, E.H.)によると、発達段階にはそれぞれ顕在化する( A )課 題がある。成人期においても危機的状況に直面するが、否定的要素の( B )よりも肯 定的要素の( C )が優位となって課題は達成される。その後、高齢期においても、否 定的要素を排除するのではなく、それをも含めて( D )していくことによって課題が 達成されるが、そこに至るには大きな困難が伴う、と考えられている。
【語群】
ア:拡散、 イ:心理生理的、 ウ:孤立性、 エ:生殖性、 オ:親密性、 カ:停滞、 キ:統合、 ク:心理社会的、 ケ:融合
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | イ | ア | エ | ケ |
2 | イ | ウ | オ | キ |
3 | イ | エ | カ | キ |
4 | ク | カ | エ | キ |
5 | ク | キ | ア | ケ |
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4
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問3
次の文は、心の理解に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を× と した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 他者の心は直接観察することはできないが、心の動きを想定する推論の枠組をもつ と、他者の行動の予測ができるようになる。
- 「心の理論」の獲得を調べるための方法としては、誤信念課題が用いられることが多い。
- 通常5歳児では、自分自身が知っている事実と他者の知っていることとの区別は難し いが、その後、正しく推測できるようになる。
- 乳児期での保育者とのコミュニケーションを通して、共に注意を向けることや、行為 の意図を理解することなどが、心の理解の始まりとして大事な基盤といえる。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | ○ |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | × | × |
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2
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問4
発達には、発達の方向を社会化と捉える考え方がある。この考え方と対照的な次の 説を提唱した人物として正しいものを一つ選びなさい。
【人間の発達では、まず初めに社会的関係があり、それが内面化し、心的機能に転化する。】
- ハヴィガースト(Havighurst, R.J.)
- ヴィゴツキー(Vygotsky, L.S.)
- レヴィン(Lewin, K.)
- ブロンフェンブレンナー(Bronfenbrenner, U.)
- バルテス(Baltes, P.B.)
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2
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問5
次の文は、学童期の発達に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- マーシア(Marcia, J.E.)は、学童期を心理・性的発達段階の第四段階である潜伏期と しており、この時期は心理的問題がみられにくいと述べた。
- 学童期中期の仲間関係はチャムグループとよばれ、相互の意見の違いなどを尊重し合 うのが特徴である。
- 一般的に、第二次性徴による急激な身体の変化に伴って心理的に不安定になるが、変 化が落ち着くにつれて不安定さは治まっていく。
- LD(学習障害)の子どもは、言葉の指示がわかりにくい、板書を写し取るのが苦手 など、学校生活で困難に直面しやすい。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | ○ |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | × | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
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4
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問6
次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の用語を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- 生活のさまざまな場面において、日々具体的な一連の手順を繰り返すことによって、 生活習慣の基礎を身に付けていく。
- 生後9か月前後になると、保育者の視線を追い、保育者が見ているものに目を向ける ことができるようになる。
- どのように行動したらよいか分からない場面で、保育者の表情や声の調子を手がかり にして行動する。
- 「今ここにないもの・こと」を思い起こすイメージをもつことにより、目の前にモデ ルがいなくても似た行動をしたりする。
【Ⅱ群】
- ア:共同注意
- イ:延滞模倣
- ウ:スクリプト
- エ:社会的参照
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ア | イ | ウ | エ |
2 | ア | エ | ウ | イ |
3 | イ | ア | エ | ウ |
4 | ウ | ア | イ | エ |
5 | ウ | ア | エ | イ |
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5
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問7
次の文は、トマス(Thomas, A.)とチェス(Chess, S.)の気質(temperament)に 関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わ せを一つ選びなさい。
- 気質(temperament)の特性を、活動水準、体内リズムの周期性、順応性、気分等の 9つに分類した。
- 「扱いにくい子(difficult child)」は、生活リズムが不規則で環境への適応が難しいと されているが、母親はその子育てを負担に感じることはない、としている。
- 気質的特性に基づいて子どもは活動を選択し、自分の生活環境を形成する、と考えて いる。
- 「出だしの遅い子(slow-to-warm-up child)」は、新しい状況や人に対して回避的に反 応し、慣れるのも遅く、機嫌が悪いことが多い、としている。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
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3
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問8
次の( )にあてはまる用語として最も適切なものを一つ選びなさい。
集団の中に入りたいという思いは、幼児期の子どもたちにとってごく自然なことである。 幼児期にみられる欲求を分類すると、愛情をもって養育されたいという生理的欲求、安全 の欲求、そして、それらが満たされた子どもは集団に所属したいという所属の欲求、さら に、認められたいという承認の欲求を抱きつつ、幼児期にふさわしい( )へと動機づ けられる。すなわち( )は、集団の中で自発的な遊びや学びを通して個性を発揮しよ うとすることである。
- コンピテンス
- 自己決定
- エンパワメント
- 自己実現
- セルフ・モニタリング
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問9
次の文のうち、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配 慮事項」の一部として正しいものを○、誤ったものを× とした場合の正しい組み合わ せを一つ選びなさい。
- 一人一人の子どもの生育歴の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、特定の保育士 が応答的に関わるように努めること。
- 食事、排泄、睡眠、衣類の着脱、身の回りを清潔にすることなど、生活に必要な基本 的な習慣については、一人一人の状態に応じ、落ち着いた雰囲気の中で行うようにし、 子どもが自分でしようとする気持ちを尊重すること。
- 子どもが自ら周囲に働きかけ、自分の力で行う活動を積極的に促す援助をすること。
- 子どもの心身の発達及び活動の実態などの個人差を踏まえるとともに、一人一人の子 どもの気持ちを受け止め、援助すること。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | ○ |
2 | ○ | ○ | ○ | × |
3 | ○ | ○ | × | ○ |
4 | ○ | × | ○ | ○ |
5 | × | ○ | ○ | ○ |
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9
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問10
次のA~Eは、子どもの運動遊びに関する記述である。A~Eの記述を【語群】 の用語と結びつけた場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
- ボールを投げる
- 鬼ごっこで走って逃げる
- 平均台の上を歩いて渡る
- マットの上で前転する
- なわとびで二重跳びをする
【語群】
ア:平衡系動作、 イ:移動系動作、 ウ:操作系動作
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
1 | ア | ア | ア | イ | ウ |
2 | ア | イ | ウ | ウ | イ |
3 | ウ | ア | ウ | ウ | ア |
4 | ウ | イ | ア | ア | ウ |
5 | ウ | イ | ウ | イ | ウ |
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4
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問11
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
4歳児クラスに進級した頃のT君(男児)は思いどおりにならないと、噛んだり、物を 投げたり、ひっくり返って泣き続けたりして、仲間とうまく関わることができなかった。 また、活動中に保育室から出てしまうことがしばしばみられた。以下は、T君の6月以降 の様子である。
- 【6月】朝の集まりのとき、それぞれが「好きなもの」を発表しあうなかで、U君(男児) が「ボク、T君が好きー」と言った。クラス全員の前で「好き」と言われ、落ち着 きなく座っていたT君は慌てて座り直し、姿勢を正して、嬉しそうにしていた。
- 【7月】クラスで乱暴なことをしてしまった時に、そのことを友達に言われても、以前のよ うな激しい行動や大きな混乱は少なくなってきた。
- 【9月】おままごとの最中に、T君は誤ってGちゃん(女児)の袖口に水をかけてしまっ た。“しまった” というT君の表情に対して、Gちゃんは「いいよ、いいよ、すぐ に乾くから」と言った。その言葉にT君は、ほっとしたような表情をみせた。そし て気持ちが混乱することなく、おままごとが続いていった。
- 【12月】ゲームで自分の思いどおりにならないと、今までは泣いて保育室から飛び出して しまっていたが、初めて保育室の入口のところで座り込んでみんなの様子を見てい た。ゲームが終わったあと、保育士がT君のところに行き、「ゲーム、楽しかったよ。 でもT君がいたほうが、もっともっと楽しかったのにな!」と伝えた。
- 【2月】発表会で『桃太郎』をすることになったが、鬼役のなり手がいなかった。T君は自 分から「やる」と鬼役をかってでて、クラスの皆から「ありがとう」と言われた。 この頃から、遊びの輪から飛び出していっても、保育士が誘うと自分で気持ちを切 り換えて参加してくるようになった。
【設問】
次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを 一つ選びなさい。
- 思いもよらない友だちの言葉が、T君自身の自己の理解により好ましい影響を与えた と考えられる。
- 集団の一員としてルールを守って友だちと楽しく遊べるようにと、保育士がT君に言 い聞かせたという働きかけが役立ったと考えられる。
- 皆から感謝される喜びを通して、自己概念が肯定的なものとなり、さらに情動を制御 できるようになっていったと考えられる。
- T君は他者による評価を自分自身の基準として取り入れ、行動が変化していった。ま たその結果、仲間からの見方も変わり、さらにT君の自己概念も変化していったと考え られる。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | ○ |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | ○ | × | × |
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2
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問12
次の文は、自我の発達に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる 語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
2歳頃に、「自分でやりたい」「イヤ」というような( A )が始まる。これはまわりの大人からすると、わがままを言っているように受け止められるが、自分でやりたいという自我が発達した証である。
その後、自分の思いを主張するだけでなく、集団の中で相手にあわせて自分の気持ちを抑える( B )が伸びていく。このような力には、相手の気持ちを推測し、理解して、自分の気持ちを調節する( C )や、ルールに気づき、守ろうとする( D )が関連している。
【語群】
ア:規範意識、 イ:自己抑制、 ウ:共感、 エ:情動調整、 オ:連帯意識、 カ:自己主張
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | イ | カ | ウ | ア |
2 | イ | カ | ウ | オ |
3 | イ | カ | エ | ア |
4 | カ | イ | ウ | オ |
5 | カ | イ | エ | ア |
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5
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問13
次の文は、保育所における発達の援助に関する記述である。保育士の援助として 適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 子どもが苦手な活動に取り組む場合には、「できないこと」に注目し、それが必ずで きるように働きかけることが重要である。
- 「○○したらいいよ」と、やり方を具体的に示したり、見通しが持てるように働きか けることは重要である。
- 新しい活動に取り組む際は、運動や言語、社会性など各領域の発達の様相に配慮する ことが大切である。
- 「気になる行動」を通して子どもが何を訴えているのかを探り、その行動の意味を理 解することが重要である。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | × | ○ | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
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3
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問14
次の文は、幼児期の人とのかかわりに関する記述である。この記述の内容を表す 用語として正しいものを一つ選びなさい。
幼い子どもは、不安や恐怖を感じたときに、保育者への接近・接触によって安心感を得 る。そうした経験を積み重ねると、保育者がその場にいなくても、保育者のイメージを思 い浮かべて、安心するようになる。この経験がその後の人との関係性の基盤になる。
- エントレインメント
- 象徴機能
- 三項関係
- 内的ワーキング・モデル
- 観察学習
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4
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問15
次の文は、保育所と小学校との連携についての記述である。適切な記述を○、不 適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 指導計画の作成に当たっては、乳幼児期を基盤とする生涯発達という観点を持って、 保育所での育ちがそれ以降の生活や学びへとつながっていくよう保育の内容の工夫を図 るようにする。
- 小学校での生活や学びにつながる保育とは、基礎学力を培う読み、書き、計算する等 の活動を中心として充実させることである。
- 子どもが小学校生活に対して見通しや期待感を持てるように、子どもが小学校を訪問 したり、小学生と交流する機会を設けるなどの連携をする。
- 保育所児童保育要録は、小学校における基礎学力の資料として保育における養護及び 教育に関わる5領域の視点を踏まえ、一人一人の子どもの良さや全体像が伝わるよう工 夫して記す。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | ○ |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
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問16
次の文は、保育実践のプロセスに関する記述である。( A )~( D )にあ てはまる語句の最も適切な組み合わせ一つ選びなさい。
保育の計画に基づく実践のプロセスは、( A )から始まる。それに基づいてクラス 等の保育方針、重点目標を指導計画として作成する。次に計画に基づく( B )、保育 活動の実施状況における( C )、その結果から指導計画に関する( D )に結びつ けると、( A )が深まる。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 幼児理解 | 改善 | 反省・評価 | 保育の展開 |
2 | 保育の展開 | 反省・評価 | 改善 | 幼児理解 |
3 | 幼児理解 | 保育の展開 | 改善 | 反省・評価 |
4 | 幼児理解 | 保育の展開 | 反省・評価 | 改善 |
5 | 改善 | 反省・評価 | 幼児理解 | 保育の展開 |
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4
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問17
次の文は、定型発達の子どもの攻撃性に関する記述である。適切な記述を○、不 適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 2歳以前には身体的攻撃よりも言葉による攻撃が多く見られる。
- 6~7歳を過ぎると、相手を侮辱するなどの目的をもった対人的、報復的な性質の攻 撃性が増加する。
- 攻撃的衝動は小学生頃になると、スポーツ、社会活動、学習などの活動に向けられる ようになる。
(組み合わせ)
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ |
2 | ○ | ○ | × |
3 | ○ | × | × |
4 | × | ○ | ○ |
5 | × | × | × |
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4
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問18
次の文は、子どもに用いられる心理検査に関する記述である。検査名とその説明 として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選び なさい。
- 新版K式発達検査は、子どもの発達の水準や偏りを「姿勢・運動」、「認知・適応」、「言 語・社会」の3領域から評価する。
- WPPSI知能診断検査は、言語性IQ、動作性IQ、全検査IQの3種類のIQが 測定できる。
- P-Fスタディは、欲求不満状況に対する反応傾向に基づいて、被験者のパーソナリ ティを評価する検査である。
- バウムテストは、被験者に樹木を描かせて、被験者の感情、情緒の状態を評価するの に有効である。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | ○ |
2 | ○ | ○ | ○ | × |
3 | ○ | ○ | × | ○ |
4 | × | × | ○ | × |
5 | × | × | × | × |
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1
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問19
次の文は、小児期のトラウマ反応についての記述である。不適切な記述を一つ選 びなさい。
- 迷子になることが心理的に大きな傷になることもある。
- トラウマ反応の一つに攻撃性の亢進がある。
- 虐待によって繰り返されるトラウマによる反応は、交通事故等の単回性のトラウマに よる反応と同様である。
- 子どもに起きやすいトラウマ反応として、退行がある。
- 成人に起こるトラウマ反応であるフラッシュバックは、小児期にも起こる。
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3
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問20
次の文は、DSM-5の「反応性アタッチメント障害/反応性愛着障害」に関す る記述である。適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを 一つ選びなさい。
- この障害の行動上の特徴は、どの大人とも相互的に最小限にしか関われず、特に苦痛 時に慰めを求めることができないことである。また、陽性の情緒の表出が極端に少ない。
- 施設養育で育てられた子どもにのみ、この障害がある子どもが見出される。
- この障害の主な病因は、重度の身体的虐待である。
- この障害がある子どものほとんどは、選択的な愛着対象(アタッチメント対象)を 持っていない。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | ○ | ○ | ○ |
2 | ○ | × | × | ○ |
3 | ○ | × | × | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
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2
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【保育の心理学の過去問】他年度の試験問題
- 保育の心理学 平成30年度/前
- 保育の心理学 平成29年度/後
- 保育の心理学 平成29年度/前
- 保育の心理学 平成28年度/後
- 保育の心理学 平成28年度/前
- 保育の心理学 平成27年度
- 保育の心理学 平成26年度
- 保育の心理学 平成25年度
保育士試験「保育の心理学」については上記年度出題の過去問を掲載中です。
その他の年度については順次公開予定ですので、もう少しの間お待ち下さいませ。
各年度ごとの全科目一覧ページ → 保育士試験の過去問題
※解説内容については出来る限りの精査は実施しておりますが、 その精度については100%担保することが難しいため、悪しからずご了承の上でご利用いただけますと幸いです。