実技試験アレコレ
保育業界では欠かせない実技試験!実技試験はあなたの個性・感受性などが見られます。 実技試験では「面接」「ピアノ」「筆記試験」が一般的ですが、近年「ピアノが苦手だから…」という理由で、 採用試験にピアノがない保育園を選ばれる求職者が増えている傾向があり、それに伴い保育園側もピアノの実技試験を実施しない園も増えてきました。 そうかと言って、ピアノが必要な場面は保育現場に入ると必ずあります。試験では上手さより熱意をみたい保育園がほとんどですので臆せずチャレンジしてみてくださいね! また、保育経験のある方は、面接のみといったパターンが多く、実技試験を免除される施設も増えてきています! 中途採用の場合は前職での経験で「ある程度のことができる」と考え、実技試験をカットすることがあるようです。
実技試験*一般編
ピアノ
どの程度の力量があるのか判断する材料でしかありません。 ですので、苦手な方も安心して挑んでください♪がんばりをみせましょう!熱意があれば結果はおのずと付いてくるのです。- 課題曲
-
あらかじめ採用試験の時に弾いてほしいと言われている曲です。 ピアノの技術は人それぞれ。同じ曲でもレベルに合わせて沢山の楽譜が販売されています。 見栄をはらずに、自分の力量にあった、自信を持って演奏することのできる楽譜を用意しましょう♪(・子どもへ弾き歌いする想定 ・曲の表現など行えるもの)
ワンポイントアドバイス: ピアノの指定がない場合などでは、ギターが得意な方はギターでの演奏もOK!その他自分の得意な楽器で伴奏も大丈夫です♪
※課題曲に求められていることがなんであるかしっかりと把握しておきましょう - 自由曲
-
採用試験の内容に、自由曲と書いていたら「何を弾けばいいの?」と、思いますよね。 この「自由曲」というのは、言葉のとおりあなたの好きな曲を弾いて下さいと言う事です。
ワンポイントアドバイス: 本当に得意な曲で大丈夫です。ブルグミュラーの曲の中からがいいかな…など見栄をはらず、 難しく考えなくても、あなたの出来る範囲で弾きこなせる曲をチョイスしましょう!童謡でもOKです!
- 初見
-
初見は本当に何が出てくるか分からないのでドキドキしますよね。 主に出てくるのは童謡です。 「ちょうちょ」「さんぽ」「ぞうさん」などです。1分間くらい時間がもらえるのでその間にイメージをします。
ワンポイントアドバイス: 両手+歌となると、苦手な方だと手も歌も止まってしまいそうになりますよね。そんな時は元気よく歌う事を心掛けましょう!もちろん片手のピアノ伴奏は忘れずに(メロディー)!!
※施設で働くようになると、実際に子どもの前で弾き歌いをしないといけません。自信がなくピアノも歌も止まってしまう…となると子ども達は歌を歌う事すらできなくなってしまいます。 先生がメロディーを弾き元気いっぱい歌うと子ども達も自然とついてきますよ!そのイメージを忘れず挑戦してみてくださいね♪
絵本のよみきかせ
絵本の読み聞かせは自分のお気に入りの絵本を、面接官の前で読むことが多いです。読み方の抑揚や表情をみられてます。また、なぜこの絵本を選んだかの理由を必ず聞かれるでしょう。 絵本には必ず子ども達が学ぶ必要な内容が入っています。例えば「友達と仲良くしよう」「分け合ってみんなで遊ぼう」など、意味が込められています。 あなたが選んだ理由に子ども達への思いを合わせて伝えられたらいいですね♪施設により、3歳児向けの絵本など指定を出される場合もあります。
ワンポイントアドバイス: 「自分のお気に入りの絵本」と、言われてもパッと浮かんでくることは難しいかもしれませんね。0.1歳児向けの単純な絵本や、年長児向けの長いお話は比較的難しいので、 2.3.4歳児向けの絵本で選ぶと良いでしょう。また、その絵本を読み込んでおく(暗記するくらい)ことは重要です!緊張すると早口になってしまいますので、ゆっくり読む事を心掛けてください♪
手遊び
手遊びと一概に言っても多様なバイレーションがありますよね!迷ってしまったそんな時は、学校や実習で手遊びを学んだことを思い出してください。 アニメとコラボレーションした手遊びがあったり、自分が子どもの頃にしていた手遊びのアレンジバージョンがあったりと、 自分自身子どものようにワクワクしてしまうのもがたくさんあります! 面接官と一緒に行う手遊びもいいかもしれないですね!笑顔でやり切る事が重要ポイントです!!導入も忘れずに!!
ワンポイントアドバイス: 保育園により手遊びにはいろいろなバージョンや言葉のチョイスがあるようで、なかにはメロディーまでも違ってくる物もあるそうです。。試験を受ける園と自分の手遊びが違っていたらどうしようなど不安になる事は無用です! 手遊びではあなたの笑顔や個性、コミュニケーション能力などを見ています!自分自身楽しんでやる事が一番です♪
特技
特技と言われても、すぐに思いつく方は少ないでしょうね。その中でも まず最初に思いつく事は、「ペープサート」「エプロンシアター」「素話」「ピアノ」などではないでしょうか。 保育に関連することですし、実践的な内容なので披露する内容としては十分だと思います。 それ以外になにがあるのかというと、「サッカーのリフティング」や「ギター」「柔軟」など披露された方がいるとうかがいました。あなたの特技はなんですか?自信を持っていける物を準備しましょう♪
ワンポイントアドバイス: 特技披露は、自分のアピールが存分に出来る時間です! 学校の授業で作った「紙芝居」「エプロンシアター」など手作りの物は、内容だけでなく物にも興味・関心を示してくれるでしょう♪
造形
「絵画」または「制作」です。どちらかになるかは持ち物で分かると思います!課題は当日その場で出されます。
- ワンポイントアドバイス:
-
【絵画】
絵画の場合は、出題された課題を1枚の絵で表現しないといけません。表現のポイントを押さえましょう!!- 課題の特徴を明確におさえましょう(言葉の説明がなくても分かるように)!
- マンガのタッチはNG!
- 保育場面の一場面を課題で出される事が多いので、創造力を働かせましょう!
- ワンポイントアドバイス:
-
【制作】
●●を作りましょう!という課題ではなく、これを使用して思い思いに作りましょう(+内容)!という方が多いかと思います。 凝った物ではなく、簡易に上手くできる物の方が良いですね!必ず時間内で余裕を持って出来るものにしましょう!!余った時間でアレンジ行なうのも◎!!
体操(ダンス)
音楽に合わせてオリジナルの振り付けを求める園もあります。 リズミカルにかつ大胆に大げさに動く事が大切です♪事前に分かっているので、動きのレパートリーを増やしておきましょう! 今後、子ども達のお遊戯の振り付けに役立ちますよ!!
- ワンポイントアドバイス:
-
【 大事なことは3つ!! 】
- 表情(笑顔)
- 動き(大きく・リズムに合わせて)
- やりきる!
実技試験*保育現場編
園庭遊び
部屋の中ではなく園庭で子ども達と遊ぶ実技試験です。 初めて会う子ども達と一緒に園庭で遊ぶとなると、どう遊んでいいのか、声を掛けるタイミングなど戸惑ってしまいますね。 逆に子ども達から声を掛けられる事を待ってしまうことは一番のNGです! 実習ではなく試験で挑んでいるのです!あなたの姿やあなたの保育を積極的にアピールしてください!
ワンポイントアドバイス: 遊んでいる姿をアピールする場です。大きな動きのある、おにごっこや縄跳びは何をしているかわかりやすくアピールしやすいでしょう。 逆に砂場で遊んでしまうと、ただ座っているだけに見えてしまいます。大胆にそして積極性を大切に遊ぶ姿をアピールできるモノをみつけましょう!
半日保育
半日保育があると事前に分かっているので、入るクラス・一日の流れ等先に聞いておくのもいいかもしれないですね! そこで上手く動けるか動けないではなく、やる気をみせていきましょう! 後は、実習で培った事を活かして積極的に動くことや、子ども達とのコミュニケーションを大切にした関わりを忘れないでくださいね
ワンポイントアドバイス: 遊んでいる姿をアピールする場です。大きな動きのある、おにごっこや縄跳びは何をしているかわかりやすくアピールしやすいでしょう。 逆に砂場で遊んでしまうと、ただ座っているだけに見えてしまいます。大胆にそして積極性を大切に遊ぶ姿をアピールできるモノをみつけましょう!
設定保育
半日保育の中に10分~30分間の設定保育を行う施設もあります。 設定保育となると…「制作?」と、思いがちですが指定が無ければ何でも大丈夫です! 学校で作った手作りの 「パネルシアター」や「フルーツバスケット」などのゲーム・「制作」など、用意が少なく・単純な物が良いかと思います。ぶっつけ本番なので完璧に出来ないのは当たり前です!大事なのは最後まで笑顔でやり切る事ですね♪
ワンポイントアドバイス: 初めて行うものは避け、実習で行ったものをやると反省も活かせ、上手く出来ると思いますよ! また、パネルシアター・ゲームなどは時間で打ち切りが出来ますが、制作は途中で終わる事ができません。 作って遊べる時間の余裕をもった計画を立てましょう!早く終わる分には遊ぶ時間が長くていいのですが、 時間が伸びてしまうと後の保育にも支障がでるので、注意をしてくださいね。
いろんな実技特集♪
保育園の採用試験ではあまり見かけない、幼稚園特有の採用試験をご紹介♪ なじみのない方は「えっ!こんなモノもあるの!」と思ってしまいますが、全部本当にあったものです。
- 50メートル走
- 鉄棒(前周り・逆上がり・足かけ周りなど)
- 反復横跳び
- マット(前周り・後ろ周り)
- 跳び箱
- 縄跳び(後ろとび・走りとびなど)
- 紙芝居制作
- 実技試験まとめ
- 実技試験は、必ず全て上手くいく事の方がすごいです!! 何事にも全力で行うことが必要で、やり切る事ですね♪出来栄えではなく、やる気・真剣さをアピールする場!! 自分というものを印象付けるとこが大切です♪恐れずレッツチャレンジ。