社会人の方も子育て中の方にも強い味方
保育士として働くために必要な「保育士資格」。取得する方法は2種類あります。1つは厚生労働大臣に指定された保育士養成施設を卒業すること。もう1つは保育士試験を受験し合格する方法です。生活スタイルなどを考慮して自分に合った保育士資格取得方法を選択する必要があります。
その中でも働きながら保育士資格を取得したい、子育てをしながら勉強をしたいという人におすすめなのが通信で保育士資格を取得する方法です。
指定保育士養成施設通信制のメリット・デメリット
指定保育士養成施設とは、卒業と同時に保育士資格を取得することができる大学、短期大学、専門学校です。通学をすることが一般的ですが、通信制の大学や短期大学、専門学校も意外と多くあります。
基本的には養成校からの教材を使って自宅で学び、短期間のみ養成校に通って授業を受ける「スクーリング」や保育園への実習もあります。
■通信制保育士養成校のメリットとしては…
- 卒業と同時に保育士資格が取得できる
- 自分の生活スタイルに合わせて学ぶことができる
- 実習やスクーリングを通して、実際の保育を学べる
- 学費が通学制よりも安い
ということが挙げられます。
■通信制保育士養成校のデメリットとしては…
- 短期大学であっても卒業までに3年かかる(編入制度などで2年制の場合もあり)
- 学習のペースを自分で作る必要がある
- スクーリングや実習の際には仕事を休むなど、生活スタイルを変えざるを得ない
ということが挙げられます。
難関と言われている保育士試験を受験しなくても卒業と同時に資格が取得できるので、長い期間がかかってもじっくりと勉強をしたい、実習やスクーリングの際には仕事や家庭の都合がつけられるという人にはおすすめの方法です。
通信講座で保育士試験合格を目指す!メリット・デメリット
保育士試験に合格して保育士資格取得を目指す方法としては、3つあります。通信講座、通学講座、独学です。
保育士試験を受講する人の中には、すでに社会人として働いている、子育て中に保育士資格を取得したいという人が多いので、この中でも通信講座はポピュラーな方法です。
■通信講座で保育士試験合格を目指すメリットとしては…
- 試験対策に適した教材や勉強法がわかり、効率的に勉強ができる
- 勉強のペースによっては短期間での保育士資格取得が可能
- 自分の生活スタイルに合わせて学習ができる
- 通学講座よりも費用が安い
ということが挙げられます。
■通信講座で保育士試験合格を目指すデメリットとしては…
- 必ず保育士試験に合格し、資格を取得できるわけではない
- 学習のペースを自分で作る必要がある
- 不明点を直接質問ができない
ということが挙げられます。
学習のペースや学習環境を自分で整えることができる人にとっては、通信講座を使って効率的に勉強を行い、短期間で保育士資格の取得が目指せる保育士試験への挑戦はおすすめの方法です。しかし、絶対に合格ができるわけではないということも事実です。
一度で合格することができなくても、諦めずに次の試験に挑戦する強い気持ちを持つこと、そして分からないことは課題の返信時などに質問をすることで、知識を深めていくことが大切です。
通信講座などで資格取得中でも保育補助として勤務が可能な場合もあります。実務経験を積んでいると取得後の就職活動に活かせるかもしれません。保育士サポート.comでは保育補助の求人も掲載中です。