子どもが書いた絵からお手紙ごっこに発展させる
まだ上手に顔が描けない頃から、子どもは自分が描いた絵をプレゼントすることを喜びます。両親や保育士など身近な大人に喜んでもらえるということが嬉しいのでしょうね。
この様な時期になったら、お手紙ごっこを楽しんでみましょう。絵をそのまま渡すのではなく、封筒に入れて宛名を書き手紙として渡します。絵を描いた紙を保育士と一緒に折り、封筒に入れて封を糊付けします。文字が書けない年齢の場合には、宛名は保育士が書きます。初めは保護者宛の手紙作りから始めると良いですね。慣れてくると友達や他のクラスの保育士宛など、遊びはどんどん広がって行きます。
適当な大きさの箱に手紙が入る位の穴を開け、ポストに見立てます。ティッシュの箱でも十分です。そこに子どもが自分で手紙を入れます。保育士が郵便屋さんになり、手紙を届けます。保護者には降園時に渡すようにしましょう。 手紙を書くという初めての挑戦に、子どもはワクワクと取り組んでくれますよ。保護者に渡した手紙から親子の会話にも繋がりますね。
文字が読める様になったら、子ども達に郵便屋さんになってもらうと更に遊びは広がります。時には保育士が子ども達宛に書いた手紙も忍ばせておくと、喜んでくれますよ。
子どもが見つけた自然で制作に発展させる
どんぐりや落ち葉、小枝など、園庭や公園で子ども達は色々な物を見つけてきますよね。自然に触れる良い機会ともなります。見つけた宝物を保育士に見せたりプレゼントをする姿は微笑ましいものです。
子ども達が見つけた物は、ぜひ保育園に持ち帰って制作に活用しましょう。 画用紙にのりを付けて、色とりどりの落ち葉を付ければ素敵な壁面の出来上がり。お絵描きで動物が描ける様になってきたら、葉っぱを耳や顔のパーツに見立てて貼ってみても楽しいですね。
リース型に切った厚紙にボンドを付け、どんぐりや落ち葉を貼ればクリスマスリースにもなります。季節の制作も自分達で探した材料で作ることで、より楽しみが広がりますよ。
戸外活動の際には、子どもが見つけた物を入れられる様にビニール袋を持参することをおすすめします。
子どもからプレゼントを貰った時には
子どもから貰ったプレゼントは保育士にとって宝物ですよね。保育士をしていて大変なことや悩みがある時に、子どもから貰ったプレゼントを見て「また頑張ろう」と思った経験がある方もいるのではないでしょうか? ぜひ、その嬉しい思いを子ども達にも全身で伝えてあげてください。「ありがとう。先生はとても嬉しいよ」と子どもを抱きしめれば、きっと子どもも今まで以上に素敵な笑顔を見せてくれますよ。
そして、プレゼントをくれるまでに成長した子どもの様子を是非、保護者にも伝えてあげてください。子どもに育っている優しい気持ちを一緒に喜び合うことで、保護者との関係もより良いものとなっていきます。