正規保育士の手が回らない部分を率先してフォローする
正規保育士として働いていた経験は、パート保育士として働く時にも大きな強みとなります。
子どもとの関わり方はもちろんですが、正規保育士が今何を求めているのかを自分の経験から理解できるというメリットがあるのです。
活動のための準備や片づけ。子どもの排せつ援助やトラブルの仲裁など、担任だけでは手が回らない場面がたくさんあります。そんな場面でパート保育士がさりげなくフォローしてくれると、担任は大助かり。
自分自身が正規保育士の時に、パート保育士にしてもらって助かると感じたことは率先して手助けできると良いでしょう。
正規保育士の指示を仰ぐ
正規保育士としての経験が長いパート保育士がやってしまいがちなのが、正規保育士の指示を仰がずに自分の考えで保育をしてしまうことです。
例えば着替え援助の時、自分で挑戦する意欲を高めるために担任はあえて見守っているにも関わらず、積極的に着替えを手伝ってしまう。
初めは仕方がありませんが、担任から「今は着替えの練習中なので」と伝えられているのに手伝ってしまう方も中にはいます。
子ども1人ひとりの発達に合わせて目標や活動を設定している担任にとっては、迷惑な援助となってしまうのです。
パート保育士は複数のクラスに日替わりで入ることも多く、子どもの発達やクラスの様子を全て把握することはできません。
迷ったら必ず正規保育士の指示を仰ぐ。指示や注意を受けたら、自分の考えよりもそちらを優先するように努めましょう。
子どもの怪我や体調不良は必ず報告
園によっては少しのすり傷ならば、子どもが自分で保護者に伝えるだけという場合もあるでしょう。
特に3歳以上児では、多いかもしれません。しかし、その前提には担任が怪我の事実を知っている必要があります。怪我の状態を把握していて、あえて子どもが自分で伝えるのと、把握していないのとでは大きな違いです。
正規保育士の頃の経験で「このくらいの怪我なら大丈夫」と感じる小さな怪我であっても、必ず担任や周りの正規保育士に伝えるようにしましょう。
体調不良も同じです。いつもとは違う様子が見られた時。子どもが体調不良を訴えてきた時には、自分で判断せずに正規保育士に報告することが基本です。
保育士の先輩としてのアドバイスは求められたときのみ
保育士としてのキャリアを積んでパート保育士に転職した場合。一緒に担当した正規保育士が経験の浅い場合は特に、アドバイスを求められることも少なくありません。
そんな時には、パート保育士と正規保育士という枠を超えて保育の先輩としてアドバイスをしてあげてください。
ただ、気を付けたいのが「アドバイスを求められたら」という部分です。パート保育士は正規保育士を指導する立場にはありません。
求められていないにも関わらず、保育のやり方に口を出しすぎていると、一緒に働きづらいと思われてしまいます。
普段は自分の仕事や頼まれた仕事をしっかりとこなし、相談を受けたら的確なアドバイスができると、園の中でも一目置かれますよ。
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