感触遊びの種類~乳児・幼児~

子どもは、手や足、そして全身で様々な感覚を楽しむ感触遊びが大好きです。そして、楽しみながら脳への刺激となることも感触遊びの素敵なところ。じっくりと手や指先での感覚を楽しむ感触遊びからダイナミックに遊ぶ感触遊びまで。子どもも保育士も夢中になれる遊びをご紹介します。

0歳児から楽しめる感触遊び~はるさめ遊び~

用意する物

  • お湯で戻したはるさめ
  • ボール
  • ゼリーの空容器
  • 丈夫なビニール袋
  • ブルーシート

まずは春雨をお湯で戻して、よく冷ましておきましょう。冷めた春雨をボールの中に入れます。そのボールをブルーシートの上にセットしたら、いよいよ「はるさめ遊び」の始まりです。

春雨あそびの始め方

ブルーシートの上で、子ども達が自由に春雨に触れられる様にしましょう。初めて見る物に驚いて、なかなか触りたがらなかったり泣き出してしまう子どももいますが、そんな時にはまずは保育士が触って見せてあげてください。少しずつ慣れてくると自分からも触れる姿が見られますよ。

一度触れることができたら、子どもは不思議な感触に夢中になります。いくつかゼリーの空容器を用意しておいてあげると、ボールの中の春雨を掴んで容器に移したりと遊びが広がります。春雨はツルツルとしていて掴み辛いので、指先の感覚を鍛えることもできますよ。

感触が苦手な子どもへの導入

0歳児クラスで誤飲が心配な時には、丈夫なビニール袋に入れて袋の上から触らせてあげても良いですね。袋を通しても今までに触れたことのない感触が面白くて、夢中になって遊んでくれますよ。そのままの春雨をなかなか触われないという子どもへの、導入としてもおすすめです。

1歳児から幼児クラスまで楽しめる~ボディーペインティング~

全身を使って楽しめる感触遊びといえばボディーペインティングです。絵の具の感触を楽しみながら、手足から全身まで絵の具だらけになって遊ぶ。ぜひ子ども達に経験させてあげたい感触遊びです。

用意する物

  • 絵の具
  • ボディーソープ
  • タライ
  • 大きな紙(模造紙など)
  • ブルーシート
  • 水を入れたタライ(違う色の絵の具を使う時に洗い流す用)
  • 汚れても良い洋服

まずは、ボディーペインティング用の絵の具作りです。絵の具に水とボディーソープを少量入れて混ぜます。ボデイーソープを入れる事で絵の具が広がりやすく、ペインティングがしやすくなる事と、洗い流す時に身体に付いた絵の具が落としやすくなりますよ。大き目のたらい等で、何色かの色を作ることをおすすめします。

ダイナミックに遊べるように準備をしよう

ボディーペインティングをする時期は、夏が良いでしょう。なぜならば、思い切りダイナミックに遊びたい感触遊びだからです。戸外で行い全身が絵の具だらけになったらシャワーで洗い流すので、暑い時期にピッタリの遊びなのです。

洋服は汚れても良い物を用意してもらいましょう。戸外にブルーシートを敷いて、その上に大きな紙を置きます。動かない様にブルーシートに止めておいてくださいね。絵の具を入れたタライと水を入れたタライを用意したら、ボディーペインティングの始まりです。

ボディーペインティングの始め方

裸足になって、手足や全身に好きな色の絵の具を付けて、絵の具の感触を楽しみながら遊びます。初めは戸惑って参加したがらない子どももいると思いますが、無理に参加させようとせずに子どものペースに合わせることが大切です。

保育士も一緒になって遊ぶ事で、子どもが自分から「楽しそう」と思える様に関わってあげて下さいね。 出来上がった作品は、しばらく飾っておいてあげると子ども達も喜びますよ。

2歳児クラスから幼児クラスにおすすめ~大豆遊び~

手で大豆の感触を楽しんだり小さな大豆を指先で掴んだり…指先の力もきたえることができる感触遊びです。

用意する物

  • 大豆
  • タッパー

大豆遊びの発展

タッパーの中に大豆を入れます。浅いお皿ですと転がってしまうので、少し深めのタッパーがおすすめです。自由に大豆の感触を楽しんだり、大豆を指先で掴んで何も入っていないタッパーに移したりと集中して楽しむ事ができます。幼児クラスでは、スプーンや箸を使って大豆を移すというゲームにも発展できますね。

椅子に座ってじっくりと楽しむ感触遊びとして、おすすめの遊びです。

手遊びの始め方ってどうしたらいいの?
子ども達に人気の感触遊びをいくつかご紹介しました。感触を楽しむということはもちろんですが、いつもの保育とは違う新しい活動を取り入れる事で、日々の活動がより充実したものとなりますよ。ぜひ、保育士も一緒になって子ども達と遊び込んでみてくださいね。