目次
雨の日に散歩をするための準備
まずは雨の日に散歩をするために、必要な準備を見ていきましょう。
最適な天気を見定める
雨の日の散歩は、雨が降っていればいつでも良いというわけではありません。雨が激しく降っていたり風の強い日は、危険ですので避けましょう。
最適な天気は、弱い雨がしとしとと降っている時です。また、気温が低い中で雨に濡れると身体が冷えますので、梅雨時の気温がピッタリ!
丁度良い天気の日を見計らって散歩ができるように、梅雨の時期は常に散歩準備をしておくと良いでしょう。
雨の日の散歩に必要な道具
雨の日の散歩には、普段の戸外遊びとは違った道具が必要です。
- 雨がっぱ
- 長靴
- タオル
散歩を考えている時期には、雨の日に雨がっぱの持参と長靴を履いてきてもらえるように、保護者の方にお願いをしておきましょう。園に帰って来たらすぐに使えるように、タオルの用意も必須です。
散歩の経路を考える
普段の散歩よりも短い距離で十分です。初めは園庭内や園の周りをゆっくりと歩くだけでも楽しめますよ。雨の日は滑りますので、経路に危険な箇所がないかをしっかりと確認しておきましょう。
園庭で遊ぶ場合にも、遊具は滑りますのでやめておいた方が無難です。
雨の日の散歩の楽しみ方
雨の日に散歩をするというだけでも、子ども達は特別な楽しさを感じます。そして、雨の日は興味を広げるチャンスでもあるのです。
- 雨の音を楽しむ
- 水たまりに入ってみる
- 植物にたまった雨を観察する
- かたつむりやかえるなど雨の日に見られる生き物を探す
いつもはじっくりと見ることのできない雨の様子を、ゆっくりと観察してみましょう。子ども達の中で、新しい発見や気付きがありますよ。
他にも、水彩絵の具で描いた絵を持参し雨でにじむ様子を観察する。空き容器に雨がたまる様子を見てみる、など道具を持参することでも遊びが広がります。
雨の日の散歩の注意点
雨の日の散歩は楽しい活動となりますが、普段とは違った注意点もあります。
- 保護者に散歩の旨を事前に伝える
- 歩行が安定している2歳児以降からが安心(2歳児は少人数ずつ行いましょう)
- 安全な経路を確保する
- 身体が冷えないように短時間の活動とする
- 子ども達と約束事の確認をする
いつもとは違う雨の日の散歩では、子どものテンションも上がっています。
ふざけて友達に水をかけたり、走って転倒という恐れも。水をかけない、長靴では走らないという雨の日の約束事も決めておきましょう。
雨の日の散歩をもっと楽しむための導入
導入を行うことで、雨の日の散歩はもっと楽しくなります。
- 雨にちなんだ童謡を歌う(かたつむり・あめふり・あめふりくまのこなど)
- 雨にちなんだ絵本を読む
- 製作をする
製作では、にじみ絵に使う水彩画を描いたり、プラスチックのコップに油性マジックで色を塗って散歩に持って行くなど、散歩で使えるものを作るとより楽しむことができます。
導入を取り入れることで、雨の日の散歩のワクワク感はさらに高まりますよ。