屋台のアイデアを子どもに出してもらおう
まずは、どんな屋台を開きたいかというアイデアを、子どもたちに出してもらいましょう。
4,5歳児クラスでしたら、自分達でアイデアを出し合うことができますし、2,3歳児クラスでも保育士がサポートすることで、アイデアを出すことができます。
0,1歳児クラスは、まだ自分達で屋台を作ることは難しいので、子どもの製作を屋台に活かせると良いですね。
子どもと一緒に作る屋台アイデアを、いくつか見ていきましょう。2,3歳児クラスや4,5歳児クラスでもなかなかアイデアが出ない時には、アドバイスしてあげてくださいね。
- 魚釣り
画用紙で作った魚にクリップを付けて、割りばしに磁石を付けた釣り竿で釣る魚釣りです。
- 輪投げ屋
ペットボトルに水を入れて棒を作り、新聞紙の周りにビニールテープを巻いて輪投げの完成!ペットボトルに色水を入れると、カラフルできれいですよ。
- くじ引き
折り紙に番号を書いてくじを作り、出た番号の景品を渡します。景品は、折り紙製作や画用紙で作るメダルなどがおすすめです。
- アクセサリー屋
ビーズを紐やゴムに通した手作りアクセサリーは女の子に大人気です。
- チョコバナナ屋
割りばしの周りを細長く丸めたティッシュで覆い、黄色と茶色の折り紙を巻きます。色とりどりの折り紙をカラフルなチョコに見立てても良いですね。
- たこ焼き屋
ティッシュを丸めて、茶色と焦げ茶色の折り紙で覆えばたこ焼きのできあがり!船皿に入れれば本物そっくりです。
- 焼きそば屋
毛糸を焼きそばに見立て使い捨てタッパーに入れます。折り紙で作った野菜も入れると良いですね。
屋台が決まったら商品作り
どんな屋台を開くのかが決まったら、早速商品を作りましょう。
4,5歳児は、材料や作り方も基本的には子どもに任せるようにします。子どものアイデアが膨らむように、折り紙や画用紙、空き箱やペットボトルなど、材料は豊富に用意しておいてくださいね。
2,3歳児は保育士も一緒に作り方を考えながら、作りあげていくと良いでしょう。
2歳児クラスでははさみを使用していない園が多いので、丸めたり手でちぎったり、のりで貼って作れる方法を考えてあげてくださいね。
0,1歳児クラスでは、お絵描きや指スタンプなど発達に合わせた活動の中で作ったものを、商品の一部に使います。
紙を丸めたりちぎることもできますよ。ただ、誤飲の危険性のあるものは、絶対に使用しないようにしましょう。
夏祭り当日はお店屋さんとお客さんに分かれて楽しもう
屋台のアイデアを出して商品を作り、いよいよ当日です。
3歳以上児クラスでは、当日のお店屋さん役も子ども達に担当してもらいましょう。保護者の方には、あらかじめ各屋台のチケットを渡しておくと良いですね。
全員で一度にお店屋さん役になると混雑しますので、5,6人ずつのグループに分けて、交代で担当する方法がおすすめです。
グループごとに子どもが分かりやすい名前をつけ、時間を見ながらグループ名を呼び出すようにすると、スムーズに交代ができますよ。お店屋さん役以外の子ども達は、お客さんになって各屋台を楽しみましょう。
2歳児クラスでも短時間ならば、お店屋さん役ができます。少しの時間ずつでも経験できると良いですね。0,1歳児クラスの子ども達は、保護者の方と一緒に各屋台をまわり、楽しめるようにしましょう。