常に求人を出している保育園とは？
常に求人を出している保育園には2つの種類があります。詳しく見ていきましょう。
新規オープンの保育園
保育園不足が騒がれている中で、多くの新規保育園がオープンしています。保育園の運営を始めるということは、たくさんの保育士が一度に必要になるということです。
そのためには、オープンの1年前くらいから常に求人を出し続けるということも少なくありません。
保育士不足が深刻な中では、どの保育園も保育士の確保に必死です。新規保育園ではなおさらのこと。常に求人を出している新規保育園には、そんな事情があるのですよね。
このような場合は、常に求人が出ていても問題はありません。新規保育園ですので軌道に乗るまでは大変なことも多いですがやりがいはありますし、1から保育園を作っていきたいという方にはおすすめです。
新規オープンでないのに、常に求人を出している保育園
こちらの場合は、なんらかの事情で年度の途中であるにも関わらず、新たに保育士を雇い入れなければならない状況にあります。
事情の1つ目は、運営母体が求人を出している保育園以外にも、いくつも新しい保育園をオープンしている場合です。とくに株式会社の運営で多く見られます。
新しくオープンする保育園に勤務歴の長い保育士が異動するため、退職者はいなくても常に保育士を求めている状況になるのです。
退職者が多いわけではないので一見問題ないようにも思えますが、就職した後に、他の保育園に異動しなければならない可能性を見落とさないようにしましょう。
就職先を決める時には勤務地も大きな基準となりますので、必ず異動の有無を確認することをおすすめします。
2つ目は、年度の途中でも退職者が多い場合です。保育士は基本的には年度末に退職をすることが多いですが、やむを得ない事情で年度途中で退職する方もいます。そんな時には、急遽新しい保育士を雇い入れるための求人を出します。
新しい保育士を雇い入れたかと思ったら、今度は別の保育士が退職して…ということが続いてしまっている保育園では、結果として常に求人を出しているという状況になってしまうのです。
退職の理由は人それぞれですが、偶然が重なることで職員の退職が相次ぐことは保育園に限らず往々にしてあります。しかし、偶然ではなく仕事量や人間関係など何かしらの問題を抱えているのでは？と疑心暗鬼になる求職者の方も少なくありません。
口コミから分かる！保育園の内情
常に求人が出ている保育園への就職を考えている時には、求人情報からは分からない内情が知りたいですよね。そんな時に頼りになる手段の一つが口コミです！
口コミの種類は2つ。実際に働いていた保育士が書き込んだものと、子どもを通わせている保護者が書き込んだものがあります。
実際に働いた保育士が書き込んだ口コミは、SNSなどで見かけることが多いです。最近では転職サイトに掲載されていることもありますが、信用度はあまり期待できないケースが大半かと…。SNSなどの利害が生じない掲示板などでは良い面と気になる面など率直な意見が書かれているので、参考になりますね。
ただ中には、退職した保育士からの口コミが全く見つからないということもあります。
そんな時には、保護者からの口コミを参考にしてみましょう。保護者から見た保育園の様子を正直に書いてくれています。例えば、「保育士さんは頑張ってくれているけれど、人数が少ないのかいつも忙しそう」「年度途中で担任の先生が代わることがあって不安を感じた」「保育士の入れ替わりが激しい」など入園を考えているご家庭に向けての情報ですが、就職を考えている保育士にとっても、どんな保育園なのかを知ることができます。
保育士が不満を抱いている保育園では、どんなに隠しても保護者にその雰囲気や内情が伝わりますので、保護者からの口コミや評価もマイナス面が多くなることも…。
退職した保育士からの口コミが見つからなかったら、保護者からの口コミ。あとは転職サポートなどを実施しているエージェントの担当者に直接聞いてみることも有効です。それについての記事はまたの機会に書きますね！
常に求人が出ているからと言って、問題がある保育園とは限りませんが、内情を知るためには口コミ情報の活用も効果的です。求人情報では、基本的に良い面のみを書いてアピールしますので、退職者や保護者、転職エージェントの担当者など外部からの意見はとても参考になります。
