保育士の仕事内容まとめ|こんな仕事あんな仕事!一挙公開

保育士の仕事は子どもと遊ぶこと?いえいえ、それは保育士の仕事のほんの一部です。保育士の仕事は子どもとの関りに保護者対応、事務作業に行事の計画…一言に保育士の仕事と言っても、その内容は多岐に渡ります。保育士は実際にどんな仕事をしているのか、保育士が働く職場として1番多い保育園での仕事内容を具体的にご紹介します。

子どもの生活に必要な援助と自立に向けての手助け

食事や排泄、寝かしつけや着脱など年齢や発達に合わせた身の回りの援助を行います。そして、援助をするだけではなく生活習慣の自立に向けた関わりも保育士の大切な役割です。

例えば、0歳児では全て保育士に食べさせてもらっていた食事を1歳児では手づかみで、2歳児ではスプーンやフォークを使って食べられるようになります。そして、3,4,5歳児では大人の援助がなくても食べられるようになっていきます。保育士はその年齢や発達に合った手助けや声掛けを行いながら自立へ向けての手助けを行うのです。

そのためには子どもの発達状況を見極め、一人ひとりの子どもに合わせた保育計画をたてる必要があります。

子どもの成長発達に合わせた遊びの提供

発達に合わせた玩具や絵本を用意し、友達との関りを見守り、集団遊びを取り入れることで遊びのルールを知る機会を設けることも保育士の大切な仕事です。また、大人との密な愛着関係が必要な0,1,2歳児では触れ合い遊びも多く取り入れます。

季節の製作やプール遊びなど、子どもが季節を感じられるような活動も取り入れます。栄養士と協力をして、野菜に触れたり調理に挑戦するなどの食育に取り組んでいる保育園も増えてきています。

子どもは遊びの中で様々なことを学びます。保育士はただ一緒に遊ぶのではなく、その時期の子どもに適した遊びを通して気持ちの安定や成長の手助けをしているのです。

子どもが安全に過ごせる環境作り

保育室や園庭の環境整備も保育士の大事な仕事です。子どもが怪我をしないように、そして衛生的に過ごせるように玩具のチェックや消毒をこまめに行い保育室内を清潔に保ちます。

また、言葉で思いを伝えられない時期には、子ども同士のトラブルによる怪我も起きやすいので、怪我に繋がらないように仲立ちをすることも必要です。

子どもの体調面への配慮

子どもは急に発熱をしたりと、急激な体調の変化も多いものです。いつもと違った様子はないか食欲は落ちていないかなど、子どもの体調面に気を配ることも保育士の役割です。

体調面に変化が見られた時には保護者に連絡をして迎えに来てもらいますが、保護者が来るまでは注意深く見守ります。手洗いうがいの指導を通して、感染症予防にも努めます。

保護者コミュニケーション

子どもだけではなく、子どもを保育園に預けている保護者との関りも保育士の仕事です。登園時に保護者から子どもの様子を聞き、降園時や連絡帳を通して保育園での様子を伝えます。

また、保育のプロとして保護者からの育児の悩みに対してアドバイスを行うこともあります。園によっては、子育て支援として園外の親子が保育園で過ごせる日を設定している場合もあります。

書類作成・事務作業

その月の活動や子どもの様子を伝えるために、毎月発行するクラス便りや園便りの作成も保育士の仕事です。園の中には図書便りや保健便りの発行もあり、担当を決めて作成する場合もあります。

また、週の保育計画を記載する週案、月毎の保育計画を記載する月案、保育日誌、子どもの様子を書面に残す児童表や健康表も作成します。 月案や週案や職員会議やクラス会議に使用する場合もあります。

製作に必要な準備や季節の壁面作りも保育士の仕事です。壁面は保育園によってはない場合もありますのが、製作準備は必ず行います。

行事の計画・実行

入園式や運動会、誕生会や発表会、ハロウィンや遠足など行事の計画や実行も保育士の役割です。行事に使うための備品なども分担をして作ります。運動会や発表会などの大きな行事には保護者も参加するため、保育士も力が入りますね。

行事担当者が中心となり、司会担当や細かな役割りを決めて本番を迎えます。子どもと保育士とが1つになって成功させた行事は感動的です。

保育園によって取り組む内容は変わりますが書類など大まかな事は同じです。大変なことも多いですがその分達成感も大きいはずです。定員数や周辺環境によって行事内容など様々あるとおもいますのでいろいろな保育士求人から気になった園をみてみるのもいいかもしれません。

保育士の仕事内容は様々で、就職してからこんなにやることが多いとは…と感じることもあるかと思います。しかし慣れていくと自分で仕事のペース配分ができますし、身体が仕事を覚えていくので短い時間で出来るようになりますよ。子どもとの関りと保護者コミュニケーションの時間は十分に確保しながら、子どもが楽しく過ごせることを1番に仕事に取り組んでみてくださいね。