給与条件は年収を把握する
求人情報に必ず記載されている給与情報。保育士求人のほとんどは月給で記載されています。そこで注目したいのが、賞与の記載です。
例えば月給21万円のA保育園と月給18万円のB保育園があるとします。月給のみで見るとA保育園の方が給与が良いように感じますね。
しかし、賞与情報に注目するとその給与条件は変わる場合があります。A保育園は賞与が年2回で1.5カ月分。B保育園が年2回で4.4か月分という条件が提示されていたとすれば、A保育園の年収は283万円。B保育園の年収は288万円となります。年収に換算するとB保育園の方が高くなるのです。
園によっては賞与4か月越えという好条件を提示している場合も少なくありませんので、給与欄をチェックするときには賞与も含めた額を計算するようにしましょう。賞与が「年2回」というように、何か月分という記載がない場合には賞与額が少ない場合もありますので、月給のみで考えておくことをおすすめします。
年間休日日数に注目!
年間休日とは、園が定めた1年間の休日日数です。有給休暇は含めません。土日と国民の祝日、夏季休暇や年末年始の休暇を含めると、年間休日は約120日となります。土曜日に出勤した場合には、その分平日に振休をとることとなりますね。
しかし、週休2日にであっても年間休日が105日という園もあります。その理由としては、夏季休暇を有給休暇を利用して取得するシステムであったり、祝日がある場合には土曜日出勤をしても振休がない場合。休日保育も行っていて土日祝日も含めて週休2日という園もあります。
仕事量が多くプライベートな時間が確保しづらい保育士にとって、休日はとても貴重です。休日の条件を見る時には、週休だけではなく年間休日にも注目しましょう。
園児定員は理想の保育実現のために重要なポイント
園児定員は園によって全く違います。園児定員19名以下の小規模認可保育園もあれば、園児定員100名越えの大規模な保育園もあるのです。
そこで重要なのが、自分がどんな環境の中で保育をしたいかということです。アットホームな雰囲気の中で子ども全員の顔が見える保育がしたいという人には、小規模な保育園が向いています。反対に子どもたちと一緒に行事を作りあげる達成感を感じたい、たくさんの子どもや保育士と関わりたいと感じている人は、大規模な保育園が向いているでしょう。
園の雰囲気は園見学に行ったり、実際に働いて見ないと見えない部分も大きいですが、園児定員は求人情報から把握することができます。自分が理想とする保育環境の中で働くためには、まずは園児定員に注目してみましょう。どんな風に子どもと関わりたいかということを大切にしてくださいね。
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