保育士は保育園の顔!服装も園の雰囲気を表す
保育士は子どもと保護者からいつでも見られている、言わば保育園の顔です。保育士を見て、保護者は園の雰囲気を感じ取るのですよね。
もちろん子どもとの関わり方が1番大切ですが、それと同時に服装や身だしなみも保護者はよく見ています。エプロンもそんな1つ。
保育園の責任者である園長が、どんな園の雰囲気を作り上げたいかという思いによって、エプロンの規定も出来上がっていくのです。
例えば、パステル調に保育園の内装を統一し、優しい園の雰囲気を作りあげている保育園があるとします。 そんな中で、保育士が黒を基調としたエプロンや派手な配色のエプロンをしていたらどうでしょう?
保育園としては優しい雰囲気を作り上げたいのに、エプロン1つで雰囲気が崩れます。そうならないために、指定のエプロンを支給したり色に規定を設けるなどの工夫をして、保育園の目指す雰囲気を守ろうとしているのです。
エプロンも子どもの成長を促すアイテムの1つ
エプロンの規定の中で意外と多いのが、キャラクターエプロンNGの保育園。
その理由は、エプロンも子どもの成長を促すアイテムの1つと考えていることが挙げられます。
キャラクターは子どもに親しみやすさを与えてくれますが、それと同時にすでに完成された魅力があるのです。
子どもの成長の1つである想像力を育むためには、完成された魅力はマイナスポイント。子どもは「このキャラクターが可愛くて好き」という感想を持つので、それ以上の想像力は広がりません。
一方キャラクター以外の動物柄やドット柄などのエプロンはどうでしょう?
・ドット柄を何かの形に見立てる
・動物でお話を作る
子どもを一瞬にして惹きつける魅力はありませんが、エプロン1つで想像力が広がります。
保育士のエプロンは、衛生面や動きやすさという大きな役割があります。それと同時に、子どもの成長を促すアイテムと考えている園もあるのです。
過去に保育士にふさわしくないエプロンを着用した例があった
保育士が身に着けるエプロンは、保育の仕事に適している必要があります。
・動きやすいデザイン
・子どもの活動を妨げない色や模様
・子どもの肌に優しい素材
この3点がポイント!
エプロンの規定がある保育園の中には、過去にこれらのポイントを無視したエプロンを着用した保育士が多かった可能性があります。
例えば、フリルや大きなリボンなどが付いたエプロンでは、動きづらいだけではなく、子どもの怪我に繋がることも。
固い素材のエプロンでは、子どもの肌を傷付ける恐れもあります。
そうならないためには、規定を設けてしまった方が分かりやすく安心、と園側が判断した場合もあるのです。
まとめ
エプロン1つにも、園の雰囲気や考え方が表れます。エプロンに規定を設けるか。それとも保育士の選択に任せるか。それは、保育園の考え方や過去の経験が関係しているのです。
就職して初めてエプロンを買う時には、まずは規定について確認しましょう。特に、園の方針を前面に打ち出している保育園では、エプロンにも規定を設けている場合が多く見られます。