こんな園は避けた方が無難!園見学で働きにくい保育園を見抜く方法

就職先を決める前に必ず行いたいのが園見学です。求人情報からは分からない、園や保育士の雰囲気を見ることができるので、実際に働く保育園を決めるための目安になります。園見学ではその園の良いところを知ることももちろん大切ですが、マイナス面を知ることも同じくらい大切です。働き始めてから後悔しないために。園見学で働きにくい保育園を見抜く方法をご紹介します。

園長と話をする機会を持つ

園長の人柄は、働く保育士に大きな影響を及ぼします。園長が保育士の立場になって考えてくれる園は、保育中心に物事がきまります。しかし、経営と保育を分けて考えている園長の場合には保育士に負担がいきます。
具体的には、見学の時点で上から目線で話す園長は要注意!働き始めてからはもっと横柄な態度で、いつも園長にビクビクなんてことになりかねません。また、保育の話をほとんどしないという場合にも、園長が全く保育に入らずに保育の様子を把握していない可能性があります。 反対に、見学中にも保育士と気軽に話をしている。保育について丁寧に説明してくれる、という園長は保育士の立場に立って考えてくれている場合が多いですよ。

園見学は、園長と直接話ができる時間帯でお願いしましょう。そして、実際に園長と話をする中で人柄を感じ取ることがポイントです。

壁面装飾や製作物に注目

壁面装飾や製作物に注目

保育園には、保育士が作った壁面や子どもの制作などが展示してあります。可愛らしい装飾はぱっと目を惹き素敵ですよね。しかし、働きやすさを考えたときには、少し違った視点で壁面装飾を見てみましょう。凝った壁面ばかりの園では、働き始めてから同等程度のクオリティが求められることも。保育士の仕事は壁面作り以外にもたくさんありますので、仕事量の多さに残業ばかりという状況になりかねません。
同じように目を惹く展示であっても、子ども達の絵や下準備の少ない製作物が多い園の方が保育士の負担は軽くなります。

凝りすぎている壁面には要注意!自分が作ることを想定して装飾にも注目してみてくださいね。

保育士の表情が暗い園は避けた方が無難!

要注意

園見学で注目する点は、何と言っても保育士の様子です。特に表情には注目してみましょう。

  • 子どもと関わっているときに笑顔がない
  • 保育士同士の関係で後輩保育士が委縮しているように見える
  • 挨拶をしても笑顔で挨拶を返してくれない

こんな場合は要注意!仕事量が多く保育士に余裕がなかったり、上下関係が厳しい可能性があります。
仕事量の多さは保育士に多い悩みの1つです。毎日仕事に追われていると、心身共に疲れ子どもとの関わりを楽しむことができなくなってしまいます。
また、人間関係の悩みを抱える保育士もたくさんいます。その中でも先輩との関係に悩んでいるという声は数多く聞かれます。働き始めたときに後輩保育士の立場になるのは自分です。見学の際には、後輩と思われる保育士の表情にも注目してみてくださいね。

行事量の多さに働き始めてから悩むことも

見学の際には、年間の行事内容をぜひ尋ねてみてください。行事は子ども達の成長を感じるとともに、保護者とのコミュニケーションの良い機会ともなります。行事を通して達成感を持てるという保育士も少なくありません。
ただ、あまりにも多い行事は保育士の仕事量を増やし、常に行事準備をしている忙しさに悩まされることもあるのです。

いくつかの園を見学する中で、圧倒的に行事量が多い。園長が行事に求めるクオリティが高そう、という園は避けた方が無難です。

就職前の園見学は、見るべきポイントを把握することで更に有意義なものとなります。保育内容や装飾、行事のクオリティの高さは保育士として成長するためにはメリットの1つです。しかし、高すぎるクオリティを求められることで余裕がなくなり、子どもとの関わりが楽しめなくなっては本末転倒。良い面を見つけることも大切ですが、自分が実際に働き始めたときに困らないか。その環境で長く続けることができるか、ということを常に頭において見学をしてくださいね。