1歳児、2歳児と大きくなるにつれて意識し始めるのが「トイレトレーニング」ですね。今まで当たり前のようにオムツでしていたうんちやおしっこをある日突然、「オマルでしてみようか」「トイレでしてみようか」と言われた時の衝動…。きっと私たち自身も経験した発達段階ですが、子どもの気持ちってどんな感じなのでしょう。
隠れるのは「恥ずかしい」から?
トイレトレーニングが始まって、しばらく経つと個々に色々な問題が出てくる事もあります。
その中の一つに、「うんちの時に隠れる子」っていませんか?
大人にとっては不思議な行動ですがこれには訳があります。ただただ恥ずかしい、と思うだけの行動?確かに、色々な事を理解できるようになってくるとうんちやおしっこをしている所を見られるのは恥ずかしいと意識してしまうこともあるでしょう。
でも、それだけではなく、こうやって隠れてする時期ってトイレトレーニング真っ只中だったりしませんか?
今、うんちが出ているのをお母さんや保育士が知ったら、「トイレいこう!」って言われるのを子どもたちはわかっているので、せっかく出そうなのに邪魔されたくない!出そうになっているのに途中で止めるなんて無理!
トイレにいこう?トイレなんて行きたくないよー!
って思っているのかもしれないのと、「またオムツでしたの?!」って怒られるかも…という思いもあるのかもしれません。
なぜトイレに行かないの?
「トイレ」って子どもにとっては大人が思っているよりずっと未知の世界…狭い部屋、閉ざされる扉、否応なしに遮られる場所…そんな風に捉えられるのかもしれません。
そこで大切なのが「環境構成」まずは、トイレが明るく綺麗である事がとても大切です。
行っても怖くない場所であること、ゆったりとリラックス出来なければ、大人だって出るものも出ませんよね。可愛い飾り一つで子どもの気分も変わります。
トイレに入ることに抵抗を感じなくなれば、まずは一つクリアです。
トイレトレーニングを始めるにあたり目安となる発達段階は、「歩行完了・言葉が話せる・排泄の間隔が空く」ことです。その3つが揃っていて、尚且つトイレに行く恐怖がなくなったら、あとはタイミング。「うんちが出そう」という感覚を子どもが掴み、「出そう」と伝え、「トイレに行く」コツは、失敗しても叱らないこと・出来た時は褒めてあげることです。出来た事を子ども自身が嬉しいと感じ、同じ気持ちで周りの大人も喜んでくれたら、それは子どもにとって大きな自信に繋がり、次も頑張ろうと思う気持ちになりますね。