近年共働きが増え、急な残業・会議などで保育園の開園時間内にお迎えに行けないという方が増えてきています。少しでもお迎えの時間が過ぎると子どもが不安な気持ちになってしまうことも考えられます。その様な時に活用できるファミリーサポート。でもファミリーサポートって一体何なのでしょうか?
ファミリーサポートとは?
保育園の送迎時、ファミリーサポートの方とA君を見かけたときに、「あれ?あの方誰だろう?苗字違うし…A君のおばあちゃんかな?でも距離感が…」など疑問に思ったことはありませんか?後で、担任の先生に聞いてみると実はファミリーサポートの方だったという事がわかります(保育園により送迎が難しいとされているところもあります)。
ファミリーサポートとは、子育てを「援助してほしい人」と子育てを「援助したい方」が会員になり、互いに子育てを支え合っていくサービスのことです。特に資格も必要ないので、幅広い年代の方が会員になっていますが、特に60代の方が多く孫と一緒に過ごすような気持ちで少しでも役に立ちたいと登録されています。
利用方法としては、申し込む際に子育てを援助して欲しい方は「水曜日だけ保育園のお迎えに行く時間が難しい」など条件を伝えます。サービスを提供している方がその条件にあった方を案内してくれます。互いに良ければ成立です。
では一体ファミリーサポートの方は、保育園の送迎以外にどのような援助をしてくれるのでしょうか?
ファミリーサポート利用の具体例
ファミリーサポートを受けることができる年齢は、各センターにより異なりますが、だいたい3か月未満~中学生くらいとされています。
- 保育施設等、開園時間内に間に合わない時の送迎
- 依頼者が帰宅するまで子どもを預かる
- 学校、塾など習い事の送迎
- 発達障害がある子どもがいる家庭の育児負担の軽減
- 夏休みなど長期休みの時に時間を決めて預かる
- 保護者の体調不良や急な出来事の時
- 兄弟の学校行事の際
- 買い物、美容院等外出の時
- 保護者のリフレッシュ
- 子どもが病気でも出勤しないといけない など
こんな時にも預けることができるの!?と、内容によってはファミリーサポートの方との交渉にもなりますが、主に育児の軽減です。お迎えなど子どもに直接かかわることもあれば、保護者が子どもに対する気持ちの落ち着きにもファミリーサポートは活躍しています。
ファミリーサポートを使用するにあたり、顔合わせはするけれど子どもとの相性もあります。保育園の送迎に来てくれたとしても子どもによっては、お父さんお母さんではないのでいつもと様子が違ったり気持ちの変化もあるかもしれません。その際は、きちんと子どもを受け止め寄り添ってあげましょう。