初めての一時保育で過ごす子どもの様子

2017/06/15

一時保育に子どもを預ける保護者には、仕事・冠婚葬祭・リフレッシュなど様々な理由があります。また、地域の子どもたちと一緒に遊べる、コミュニケーションの場として、子どもの為にと利用される方もいます。保育園・幼稚園に入園する前段階で、親がいない初めて1人で過ごす保育園。色んな心情を抱えている子どもの様子・関わり方を見ていきましょう。

一時保育も慣らし保育が必要

一時保育って、いつでも好きな時に利用できるんじゃないの?と、思われている保護者の方が多く、利用も簡単にできるというイメージがありますよね。実際は一時保育も人数がいっぱいで入れない状況です。

また一時保育といっても園により過ごす部屋が異なっており、一時保育の部屋(クラス)がある園もあれば、園児と一緒のクラスに入り過ごす園もあります。どちらにしても初めて一時保育を利用する保護者、そして親がいない初めての保育園で過ごす子ども。どちらも不安でいっぱいです。

〇日に一時保育を利用したい!という際には、まず一時保育で慣らし保育を半日程度お願いすることでしょう。保護者と一緒に過ごす空間で、子どもに保育施設の雰囲気を慣れてもらう時間は大切です。

また、保護者も子どもの過ごす環境・様子が見ることができるので安心です。時に察知して親から離れない子どももいますが、それは自然な思いでしょう。

先生はお父さんお母さんと仲良しなんだよということも見せ、子どもにこの人・この場所は安心できるんだという事を思ってもらえるようにしましょう

不安な子どもと楽しむ子ども

親と離れて初めて過ごす保育園。月齢・年齢により、自分の置かれている状況がしっかりとわかる子どももいますが6か月の乳児でもいつもと雰囲気が違うと感じ取っており様々な表情・行動を見せてくれます。

ずっと不安そうにしている子ども、泣いて泣いて部屋から出ようとする子ども、笑顔で楽しく遊ぶ子ども、ご飯食べない・お茶飲まない・お昼寝しないなんて子も。ですが、周りの子どもも、そういった気持になるのが分かっているので、おもちゃを渡しに行ってあげたり話しかけたりと働きかけてくれます。

「お母さんお迎え来てくれるからね。」と、優しい言葉をかけられ笑みが浮かんだり、プイっとしてもその子の存在は気になるので遊んでいる姿を見ていたり…と、子どもたちのパワーは本当にすごいです。

ちなみに楽しく遊んでいた子どもも保護者の方がお迎えに来ると、緊張がほどけ急に泣き出すことも!子どもなりにみんな頑張っているのですね。

一時保育で感じる成長

朝預けて、夕方お迎えに来た保護者。その日の様子を保護者に伝える手段として写真を撮っておき、見てもらうと…保護者の方も涙を浮かべることもありますね。

普段とは違ったたくましい子どもの姿やこんなこともできるの!?といつの間にか成長している子どもの姿に驚いたり!その間、保護者のそばにいる子どもは照れ笑いし、一時保育での出来事を楽しそうに話し出すこともあります。

親と会えてほっとした表情は、朝よりちょっぴりお兄さんお姉さんの表情になったように感じますね。子どもの成長はたった半日でも大きく感じることができるんですね!そしてそれは、外に出て違う環境・遊びをして初めて気づくことが多いですね。



一時保育も仕事をしている保護者の方も多いのでなかなかリフレッシュで利用される方も少ないと思いますが、どんな理由にしても子どもの様子が気になるのが親。初めて利用されるときは昼間に一度様子の連絡を入れ、安心感を与えましょう。また、泣いている子どもに関してもそのまま伝え、子どもの為にも少しでも早くお迎えに来て頂けるよう促していきましょう。

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