あれ?〇〇くんこんな言葉遣いだったかな?乱暴な言い方になってる…とふとした瞬間に思う事はないですか?それが子ども同士だったり、保育士に対してだったり…実は子どもこそ人をよく見ています。その時の子どもの気持ちは…
友達との関わりの様子・態度
子どもたち同士で仲良く遊んでいるな、と思っていると突然「一緒にあそばない。あっちに行って。」という声。話を聞くとただただ遊びたくないからの一点張り。その子どもに対してだけそんな事を言うのおかしいですよね。しかも理由がないとなるとますます言われた相手も嫌な気持ちになります。
言葉を発した意味を考えてみると…
- 楽しく遊んでいるのにその子どもが入ることにより場が冷めてしまいそう
- 自分も同じ事をされた経験がある
- 相手の事を自分より下にみている
- 年長児の場合だと、その子ども自身の言葉数が少なくきちんと伝えることができない
発言した言葉には必ず意味がありますので、気になった言葉は後で聞くのではなく発したその場で、きちんと対応しましょう。上から「何でそんなこと言ったの!」ではなく、きちんと考えさせる事が大切です。
保育士にも順位をつけている
担任の先生が注意したことは絶対に聞くのに、別の先生が同じ事で注意をしても全く聞かない子ども。いけない事だとわかっているのに、この先生だったらいっかっと思いわざといけない事をする子どもっていますよね。
保育士からすると、同じ保育園の先生が同じ事を言っているのに何が違うの?どうして!?と、対処できない自分に悔み悲しい気持ちになることもあるでしょう。
でも、実際その子どもと保育士との信頼関係が大切なところになってきます。
信頼関係ができていないのに、ガミガミ言われると子どもも説教されているように感じると同時にどうして自分のことをあまり知らない人に叱られないといけないの?と、やったことの内容ではなく「どうして、なんで」の気持ちの方が強くなってしまうこともあります。
やってはいけない事を注意することは確かに必要です。ですが、最後まで自分で解決しようと思わず、いけない事はきちんとを伝え、後は担任の先生に任せても良いでしょう。
絶対に言わないように注意したいことは「〇〇先生にいうからね」など、担任の先生の名前を出すことです。
親の前で態度が変わる子ども
子どもたちの嬉しい瞬間。それはお迎えの時です。子どもは嬉しくなって急いで帰る用意をしたり、抱き着いたり様々な表現を見せてくれます。
そんな中、新しくおもちゃを出して遊びだす子どもや、今まで友達には偉そうに話しをして遊んでいた子どもが急に甘えたになっているなど、気になる行動の子どももいます。
- なぜそのような行動をとるのか…
- これは自分に構ってほしい合図です。
急な代わりの変化についつい子どもばかりに目が行きがちですが、親に目を向けてみると、もう姿が無かったり、早くと言って子どもの様子をみない・構わないなどの傾向がみられます。特に180度態度が変わる子どもに関しては普段の家での様子も要チェックです。
その際、保護者と保育士のコミュニケーションがあまりとれていないときもありますので、家での様子など定期的に聞く事を大切におこなっていきましょう。
保育士は色んな気持ちを抱くと思いますが、その子どもの言動を受け止めてあげることが一番大切です。なぜ子どもは大人の顔色をうかがうのか。友達を仲間に入れてあげないのか。親と関わるときに気を使って喋っているようにみえるのか。気づいたら声をかけていきましょう。