「潜在保育士」に対しての呼びかけや様々な支援がなされている保育士不足の現代。そういった状況から、未経験の保育士の就業や、潜在保育士が保育士復帰しやすい世の中に変わってきています。とはいえ「子育てもひと段落し、やっぱり保育の仕事がしたい!」と、保育士の仕事の復帰を考えた時に、やはりブランクがあると、体力面や今の保育事情など、噂話などで不安を抱えてしまう方もおられるでしょう。また、保育士資格を以前取得したが働いた経験がないとなると一歩引いて考えてしまいますよね。そんな未経験・ブランクなどあなたの不安を解消される制度が行われています。各自治体異なる内容になりますが現在実施されている制度のご案内です。
復帰に向けての3つの支援内容
●保育士復帰に向けて不安解消、また自信が持てる支援内容
【求職者相談】
- 保育士として働きたいけど、私が思う条件で働けるの
- 家庭との両立もしたいし近所の保育園がいいな…
- ブランクがあり昔の保育しかわからない。最近の保育事情は?
研修などは受けることができる など
●仕事の復帰に向けての相談ができます
【遊びや日常の内容】
- おむつの替え方や離乳食の食べさせ方
- わらべ歌、手遊び
- 保育の知識向上 など
●実践で役立つセミナー
【保育現場の体験】
- 本当に働けるか実際に現場の保育にはいってみたい
- ほんとにこの園で自分が働いていけるのかを知りたい
- 子どもたちと関わることで意識向上 など
実際の保育園を体験でき感覚を取り戻す事が出来る
現在の厚生労働省の取り組み
現在(H29.4)の厚生労働省の施設・保育士への取り組みとして検討・実施されている取り組み
- 保育士の給与平均3.3%改善(月額1万円程度)とキャリアに合わせたキャリアアップの給与改善です。保育士の保育園経験年数・技能などによって支給され最低5,000円~最高40,000円が給与にプラスされる制度です。
- 保育士復帰に向けての研修
保育内容や実践を行う研修。実際に行うことで感覚をとり戻し、保育に対しての意欲が高まります。また、不安が自信にかわる内容になっています。
- 保育士復帰に向けての準備
就業準備金上限40万の貸付や未就学児がいる場合については保育料の一部貸付を行っています。
※2年間の勤務で返済を免除
- 保育士が働きやすい環境への取り組み
・保育士の仕事負担軽減の為、出来る範囲で保育士業務を行う保育補助者の雇用の支援
・保育園での情報通信技術(ICT)の活用による書類作成業務の支援
・3歳児の保育において、保育士の配置は1人につき20名ですが、保育士を手厚く配置している保育園などの場合は、運営費を上乗せし、子ども15名に対し保育士1名を配置できるように行っています
・借り上げ社宅制度(上限付き82,000円)
各施設でも実施の園あり
国や各自治体で行われている保育士復帰に向けての支援は、近年各保育園や企業なども行うところが増えてきています。
各法人・企業により保育のやり方などはあるかと思いますが「保育」という主だったものは同じ。この保育園気になったけどもう少し詳しく話をしてから受けたいな。保育の体験をしてみたいな。などあなたの希望が叶うことも。
長く続けたい職場だからこそ最初に知っておきたいことがあるのですね。
保育の仕事に復帰する際、不安を抱えているままだと保育園の先生たちはもちろんのこと、保育園に通う子どもたちにも不安が移ってしまいます。また命を預かる仕事という事で、けがをさせてはいけないなど、何があったときの対処法などはきちんと把握したうえで勤務にあたりたいですね。