保育園のイメージ、それは子どもがみんなで遊ぶ場所。集団生活の場。現在も集団生活の場で変わりはないですが、以前のように、自由に遊んで・お昼ご飯を食べて・寝て・遊んでという保育園が少なってきているのが現状です。では、今はどの様な保育が盛り込まれているのでしょうか。
様々な工夫が成し遂げられている特色な保育施設
近年の保育施設を見ていると、日本人とネイティブのスタッフが英語で会話・保育を行う、インターナショナルスクールが目立ってきましたね。もちろん子ども達も英語で会話をし自然と身に付く環境になっています。
次に、保育園内にカフェを設置し、子ども達が店員さんになり接客するなど、お店屋さんごっこではなく「本物」を取り入れている保育園。
その他、デパートや美容院・オフィスの中に併設されている託児所などがあり、買い物の時間・カットの時間だけと同じ空間で預ける事が出来るようになっています。また、オフィス併設になると仕事の合間に子どもの様子がみれたり、食事の時間に母乳をあげにいったりと行き来が自由になっています。
今後、ニーズに合わせどの様な特色の保育施設が出来るのでしょうか。
園のウリ!!特色の保育・習い事
保育園それぞれ独自に大切にしている保育があり、「遊びを通して感性を磨く保育」「自ら体験することにより学ぶ保育」「外国人講師による英語保育」「毎日サーキットを園庭に作り体力をつける保育」「音楽指導、文字教室」など様々です。
中には、ピアノや水泳などの習い事も出来る保育施設もあり、送迎バスが施設まで迎えにきてくれます。
待機児童の問題が重視されておりますが、保育園側も家の近く・勤務先の近くという条件ではなく、保育内容で自分の園を選んで欲しいという思いが必ずあります。その時のニーズに合わせ、どの様な保育が現代は求められているのか、という事を常に考え取り入れていることでしょう。
ですが、このウリは保育士にはどう響いているのでしょう。
保育園に対して、共感または敷居が高いイメージを持ってしまうかもしれません。ですが保育士に求められる指導力ももちろんありますが、外部講師(専門の先生)が主に指導にあたります。その際保育士は、子どもがきちんと取り組めるよう子ども達のサポートを行う事が多いですよ。
何にでも子ども達が楽しく取り組める環境づくりが保育士として大切な援助ですね。
保育施設に導入が望まれていること
民間委託をした保育施設は、多様な保育サービスの提供を望まれています。
その内容は、一時保育、延長保育、障害児保育、病児・病後児保育、地域の子育て支援サンタ―などです。これらの支援は、現在の保育施設にも願われていることであり、導入する園も増えてきています。
さらに地域支援の強化、延長保育の時間を延ばす、小1プロブレム(小学校に上がった時に落ち着いて授業が聞けない・不登校になりがちなど学校生活になじめない状態)の解消策として施設と小学校の連携を一層強化をすることが求められています。
保育サービスの提供は今後も様々な形で求められるものが増えていきそうですね。
「保育」とひとくくりにしても、施設により様々な内容です。現代のニーズに合わせた保育を常に取り入れている保育園に、設立当初から変わらず独自の保育を行っている保育園。企業内の託児所にデパートなど、その施設の保育にあわせた対応を行いつつ、今後も保育士はいろんな場面で活躍できる職業です。