実習といえば、苦労・苦悩の連続の日々…。でもそこには子どもたちの可愛い笑顔があり、やる気がみなぎりますよね。1日1日過ごしていると、いつの間にか実習期間もあと少し。子ども達と過ごす日々はあっという間です。そんな思いの詰まった最後の日、子どもたちに何を伝えたいですか?
プレゼントは渡した方がいい?渡さなくてもいい?
子ども達と沢山遊び、元気・笑顔をもらったお返しに、自分も何か子どもたちにお礼をしたい!という気持ちがでてきますよね。そこで考えつくのがプレゼント。渡した時の喜んでくれる表情に子ども達は何が喜んでくれるかな?と、考えるだけでも嬉しくなってしまいます。
ですがここで一度確認しておきたいことがあります。それは、プレゼントを子どもたちに渡して良いのか、担当の先生に確認をとりましょう。施設によっては方針で個々に渡すことを禁止にしていたり、一部のクラスにだけ特別な物が配られると困るという場合もあります。
また、プレゼント自体は気持ちを形にした表れであり、みんなが渡しているからと言って、自分も必ず渡さなくちゃいけないものではないので、気を張らなくても大丈夫ですよ。無理なく用意することを心がけましょう。
何をあげよう?プレゼントの決め方
担当の先生に確認した後は、次はプレゼント決めです。一番に思いつくことは…子ども達の好きな物はなにかな?喜んでくれる物はなにかな?と、思うことが自然です。
ですが、指導計画を書いたり、保育のために準備をしたりするなど、実習生の課題もたくさんあるので、メインは自分の準備が優先。実習中という事を忘れないで、自分の余力とも相談しながら無理のない範囲で考えましょう。
【プレゼントの決め方】
- 担当したクラスの年齢や人数によって用意できるものが変わる
- いくら思いがこもっているとは言っても高価な贈り物は逆に困ってしまう
- あくまでもプレゼントは気持ち
- 身近な素材を使って子どもたちが喜びそうなものがよい
- 子どもたちも真似したくなるような物も刺激になる
- 個々ではなくクラスに一つのプレゼントは先生も喜んでくれる
子どもが喜ぶプレゼント
実際の子どもたちと過ごす中で、子どもがもらって喜ぶプレゼントを紹介します。
【個々へのプレゼント】
- 折り紙(手裏剣・コマ・メダル・カメラ・動物・キャラクターなど)
- 手紙(一言メッセージ) など
手裏剣やコマは子どもたちに大人気です!メダルはそれを元にして作ってもいいですね。
シンプルに手紙。これは年齢にも寄るのですが、字に興味を持ち始める4,5歳児さんには喜ばれます。子どもたちにとって「手紙を貰う」って特別な感じがするのですね。
手作り玩具は牛乳パックを利用したぴょんぴょんカエルや、コマなど人気です。よく飛ぶ紙飛行機も大好きです。
※手裏剣・紙飛行機は子ども達には人気ですが、施設によっては先がとんがっているので目に当たったら危ないと禁止しているところもありますので確認しましょう。
【クラスへのプレゼント】
- 手作り玩具
- 写真立て など
クラスに手作り玩具は、部屋にあるおもちゃで数が足りないものや、人気のおもちゃ、年齢に合わせたおもちゃがいいですね。また、フェルトでつくる仕掛けの本など、みんなで楽しめる物がいいでしょう。人形やぬいぐるみの服、子どもたちの衣装等をプレゼントしても、あそびのバリエーションが増え喜ばれますよ。
考え出したらきりがないくらい候補がでて、迷ってしまいますよね。ですが、大切なのは気持ちです。子ども達にもらった些細な手紙も宝物になりますよね。心のこもったものなら子どもたちは素直に喜んでくれます。慣れない環境での実習で体調を崩してしまうかもしれないので、実習が終わる前に一度に作るのではなく、無理のないように少しずつ作っていくのもいいですね。自分自身実習で変化を感じるかと思いますが、小さな変化にも影響を受けやすい子どもたちにとっても実習生と接する時間は、大人が思う以上の影響力があります。一緒に過ごした事を振り返り良い実習最終日を迎えてくださいね。