求人欄に掲載されている保育園。1つとして同じ保育園はありません。どの保育園も園の特色や保育方針を持っているもの。保育園の大きさや受け入れ人数も様々です。求人情報を見ただけではその園がどんな園なのか、なかなかわかりません。実際、転職する際に保育園見学をしておいた方が良いのでしょうか?
見学をした方がいいの?
実は、面接の前に、保育園を見学した方がいいとは一概には言えないようです。
保育園の職員の考え方により、見学を好ましく思う園とそうでない園があるでしょう。前向きだなと捉えてくれる園がある一方で、就職前から園を評価されていると、捉える園もあるようです。
だからこそ、見学をする際は、服装・髪型・礼儀などに気を配る必要があります。
保育園側からすれば見学という名の面接であり、どんな保育士が応募してくるのか、職員の方々は目を光らせて見ています。見学をさせてもらったことで、面接結果が悪い方向に影響することの無いように注意しましょう。
保育園には忙しい時期があり、夏祭り・運動会・クリスマス会等……。
行事前には連日のように園児達は練習をしています。知らない人が見学に来ただけで、園児達が集中出来なくなり、保育に支障が出てしまったという場合も。時期にも注意が必要です。
しかし、どのような園なのかわからないのに、応募するのは勇気がいることですね。
服装・髪型・礼儀や、忙しい時期を避けるなどのマナーを守れば、思い切って見学をお願いしてみるのもいいでしょう。忙しい時期だと思われる時には「忙しい時期に恐縮ですが」と前置きをした上で、面接と同時に見学をさせてもらえないかお願いするのも一つの方法です。
あなたの保育に対する熱意を感じ取ってもらうチャンスになるかもしれません。
見学時の服装、持ちものなど
保育園を見学するにあたって注意することを挙げていきましょう。
服装は、スーツが良いでしょう。子どもと一緒に活動してくださいと言ってもらえた場合はジャージなど動きやすい格好も良いですが、あくまで「保育実習」ではなく「見学」です。
電話で約束をする際に、「本来、スーツで伺うべきだと存じておりますが、子どもたちの様子を見学させていただくということで、動きやすい格好の方がよろしいでしょうか。」等、確認をしておくのもいいかもしれません。
基本は、保育士が行っている保育の邪魔にならないように、見学するのがマナーです。ですが挨拶までとは言わないですが、会釈だけでも忘れずにしましょう。
持ち物については、ハンカチ・ティッシュ・メモ帳など常識的な持ち物で構いません。
保育園に転職をする際に、見学は必ずしも必要とは言えないようです。
ただ、どんな保育方針なのかがわからない場合は、率直に質問してくださいね。
また、日ごろからアンテナを張り巡らせて、近隣の保育園の情報を得ておくことも大切です。特に、お子さんがいる知り合いを探してみましょう。近所のママさんなどは、情報を良く知っていることが多いです。保育士の知り合いがいる場合は尋ねてみると案外重要な情報を知っているかも!
あなたの保育観と、園の保育方針が、しっくりくるような保育園を見つけましょう。