晴れて保育園の内定通知をもらいほっとしていたところ、採用日より前に行われる行事の招待状が届きました。その日は予定が入っていましたが、今なら変更ができそうです。そんな場合は行ったほうがいいのでしょうか。保育士としてふさわしい振る舞い方を、ご提案します。
行事の中には学びがたくさん
行事を大切にしている園はとても多く、保育園に採用された先輩保育士の中には、内定時に自主的に園に実習に行って、早くから保育園に慣れようと努力した人も。
行事の招待状が来たら、迷わず行くことをお勧めします。だって保育園行事の中には学べる部分がたくさんあります。
保護者参加型の行事は、保護者と顔を合わすので顔を覚えてもらう絶好のチャンスですし、先生方の子どもと保護者との関わり方を観察することもできます。
また、来年の同じ時期には保育士として行事に参加しているわけですから、1年早く先取りして行事に参加することで、当日の流れや保育士の動きを知ることができますよ。
少しでも早く採用保育園の雰囲気をつかんでおくことは、保育士としてのスタートを、スムーズに切ることにつながります。
保育園の行事に伺う際に気をつける点
保育園に採用されたといっても、実際にまだ働きだしていない場合、行事に伺う際のマナーは重要です。まずは、電話で事前に、招待していただいたお礼と、当日伺うことを伝えておきましょう。
電話をかける時間帯にも注意が必要で、保育園では朝は保護者からの欠席遅刻の連絡が相次ぎ、この朝の時間に電話をかけるのはご法度。午後のお昼寝時間など、保育士の手が空いている時間にかけるようにします。
行事当日に伺っていい時間を確認することも忘れずに。
当日の服装は、アクセサリーやマニキュアなど、保育にふさわしくないものは避けて、動きやすい格好で行くのが良いですね。
主役は園児と保護者という事を忘れず、勉強させていただくという姿勢で行くと印象もぐっと高まることでしょう。
断る際は、丁寧に、マナー良い電話対応を
行事の招待状が来たけれど、どうしても外せない予定が入っていたという場合は、早めに保育園に連絡をすることをお勧めします。
行事の準備として席の確保などが必要な場合もありますので、すぐに連絡する方が好印象です。また、率直に、行きたかったけれど〇〇の予定があり行けないと伝えれば問題ありません。
これから長くお世話になる保育園なので、丁寧にお断りをしましょう。その際は採用日までに時間がある時は、別の行事があれば是非お誘いしてほしいことも伝えておくと、保育に対する前向きな姿勢をアピールすることもできますよ。
後日、菓子折りを持って園を尋ねておくと更に丁寧でしょう。
子どもたちも保育士も楽しみにしている行事ですが、その事前準備はとても大変です。準備なしで純粋に園行事を楽しめるのも今!内定時ならではです。招待されたら、積極的に参加をして、行事を楽しむ子どもたちの輝く笑顔に触れていきましょう。