保育園が行っている子育て支援・担当の役割

2017/04/28

近年、保育園に地域の方が遊びに来る園庭開放や制作・ベビーマッサージなどのイベントなど行われています。もちろんイベントだけでなく、保育士・子育て支援員が保護者の相談を受ける場に親子のコミュニケーションの場ともなっています。どのうような方が利用され、どのような効果があるのかみていきましょう。

保育園で行われている子育て支援の内容

・一時預かり事業
利用されている方
*パート勤務の保護者の方、保育園に入所出来なかった方などお仕事されている方の利用
*緊急時(冠婚葬祭など)の預け先としての利用
*育児のリフレッシュとしての利用
・子育て相談
育児に悩みを抱えている方に対して、援助やアドバイスをおこなう
・園庭開放、室内開放
施設により日時は異なりますが、園庭に地域の子ども達が親子で来て遊べる場所の提供
・子育てサークル
子育て中の親同士が中心となり、気軽に交流でき支え合うサークル。日頃の不安感や孤独感を緩和出来るよう、みんなで話しをして子育てを楽しんで行える事を目的としている。
・育児講座
子育てのことを楽しく学べる場。お家でも子どもと楽しくスキンシップしながら遊べることや、病気のケアなど学べる。

など

子育て支援の仕事をしたい!

子育て支援の担当をする方は、保育士または子育て支援員です。病気の事に関しては、看護師・保健師を配置している施設もあります。また、子育て支援員は民間資格となり、育児経験のある主婦を対象とした資格です。

【向いている人】
・育児経験を活かして社会復帰したい
・地域における子育て支援の仕事で活躍したい
・フルタイム、パート勤務も可能
・子ども、保護者にもコミュニケーションが好きな方
・聞き上手で相手ちに寄り添える方

子育て支援担当の注意点

・親子の受け入れやすい雰囲気を
育児支援のための親子の集まり・勉強会・遊び場の提供などを行っているということを、情報として地域に流すことから活動が始まります。何を目的とした活動化など、チラシに書くと効果的。
・ひっこみがち(消極的)な親子に対して
強引に輪の中に入ってくださいと持っていかずにまずは、担当のあなたから声をかけて心を徐々に開いていきましょう。その日に打ち解ける事は難しいかも知れませんが、まずは次も遊びに来てくれるように促し、周りの保護者の方とお話が出来るよう間に入ると信頼関係も築いていけます。
・子育て支援担当者の第一印象が大切
親子でみんなの集まる場所に来た、という事が親子にとって大きな一歩です。そこからは担当の出番。保護者と保護者をつなぐ「きっかけ」を作って話しかけていく事が大切です。また、担当の表情・話し方・積極性など雰囲気で保護者の方は、どこまで話をしようとするのか、関わるのか判断されます。一方的に話さず、保護者の方がしりたいという意図を組んで接していきましょう。


子育て支援は現在のニーズによりさらに拡大し、保育園でも取り入れているところは増えてきました。また、子育ての悩みでは無く保護者の悩みも増えてきており、子育て支援の担当になった方は、保育園の担任では経験が出来ない事や知識も豊富に増え、現在の保育ニーズをより感じる事ができる環境です。

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