幼稚園とは異なり、保育園に必ずあるのがお昼寝の時間。寝つきの良い子、寝つきが悪い子、その日の体調などにもより入眠がその子により異なります。今回は、入眠しやすい方法をご紹介します。
お昼寝の雰囲気作り~3つの工夫~
入眠しやすい環境をつくる事で身体の疲れがとれ、午後の活動も元気に行う事ができます。
- お昼寝前に部屋の換気を!
(綺麗な空気の中だと寝つきやすいとされています) - アロマオイルが使用できる加湿器をおくとリラックス効果があり眠りを促進してくれます。
- お昼寝の準備を子どもたちとすることで、今からお昼寝の時間という意識を高めましょう。
絵本で心を落ち着かせよう
お昼寝の前にお話を一冊決めておき、これを読み終えたら眠る時間ということを伝えておきます。
選ぶお話も重要!内容が難しすぎたり、怖いもの、長すぎるストーリーではなく、年齢に応じたお昼寝のお話や、みんなのお気に入りのお話も心が落ち着き安心して眠りにつけることでしょう。
寝かしつけのお話の読み方のポイントとしては、一定のリズムが繰り返される単調な物の方がいいとされています。大人が読むと繰り返しばかりで、退屈だな~と、思ってしまうくらいの方が子どもにはちょうど良い心地となります。
【絵本の一例】
- おやすみロジャー魔法のぐっすり絵本
- おやすみ、はたらくくるまたち
- あくびがでたよ もうおやすみ
など
安心感を与える事で眠りつきやすくなる
焦る気持ちは禁物です。子ども達が寝ていないと、遊びだしたり騒いだりしてしまう子どもの対応があり、連絡ノートや制作の準備・話し合いなど、他の業務を行う事ができません。
「早く早く」と思う気持ちが先走り、用事がある時ほど、気持ちが伝わっているのかなぜか寝てくれませんよね。
逆に、鼻唄なんかも歌って余裕を見せている時ほどよく眠ってくれるという、不思議な事…そんな時ほど、ゆったりとその子どもと関わり、安心感をあたえましょう。
寝る気配が無ければ、騒がない事はもちろんですが、布団の上で横になっているという約束をし見守ることに置き換えると、いつの間にか寝息がたって深い眠りに入っていくでしょう。
お昼寝の時間こそ仕事を行う勝負の時間!と、みんなが思っていることでしょう。でもそれは大人の都合であって毎日同じように生活する子ども達にとっては関係ないことなのです。ですが、たくさん遊び子どもの身体も休憩が必要。眠れない子どもには何か原因があるはずです。体調が悪いのか、まだ心が落ち着いていないのか、お昼寝もその子どもに合った対応を心掛けていきましょう。