小規模保育園の求人が増えている!保育士が求められている背景とは

保育園の需要が高まる中、保育士の求人は多い状態が続いています。その中でも、特に増えているのが小規模保育園の求人です。保育士の求人を探していると、0,1,2歳児を対象とした小規模保育園の求人を多く目にします。多くの小規模保育園で保育士を求めている背景には、小規模保育園が増えている理由が大きく関係しているのです。小規模保育園はなぜ増えているのか。そして、その背景からどんな保育士が求められているのかを見ていきましょう。

小規模保育園が増えている理由

保育士の求人を探していると、目にすることが多い小規模保育園の求人。

求人増加の最大の理由は、新しく設立される小規模保育園が多いからです。2015年に「子ども・子育て支援新制度」が施行されたことを受け、園児定員20名以下の小規模保育園が認可施設の対象となりました。

利用対象となる園児の年齢は、0、1,2歳児。国が定めた認可基準を満たすことで、国や自治体からの補助を受けることができます。

小規模保育園が認可施設となった背景には、共働き家庭の増加による待機児童問題があります。

働きにより保育園の利用を希望しているにも関わらず、0,1,2歳児はどの園も園児定員が少なく、受け入れ先がない状態だったのです。保育園に入れない子どもは、待機児童となります。

そんな問題を解消するために、国を挙げた政策として、0,1,2歳児のみの保育を行う小規模保育園が誕生したのです。

既存の認可外保育園が小規模保育園に移行した施設もありますが、新たな施設として小規模保育園を開園する場合も少なくありません。

小規模保育園には、園庭の設置義務がありますが、近隣の公園を代替え施設とすることも可能なため、マンションなどの狭い場所でも運営ができます。

広い敷地が必要なく、園舎の設立がしやすいことも、小規模保育園が増えている理由の1つです。

新設園では即戦力の保育士が求められている

即戦力の保育士

新たな小規模保育園が設立されている中で、必要なのが新設園で働く保育士です。その中でも、即戦力となる経験のある保育士は貴重な存在。

1から保育園を作り上げて行く中では、知識も経験も豊富なキャリアのある保育士が求められているのです。そのため、「経験のある保育士優遇」「3年以上の保育経験者求む」という条件のある園も少なくありません。

小規模保育園は0.1.2歳児を対象としていますので、乳児保育の経験がある保育士は特に求められています。

今までの保育士経験を活かしたい。1から保育園を作り上げるやりがいを感じたいという保育士にとっては、新設の小規模保育園は理想の環境であると言えるでしょう。

家庭的な環境で子どもも保護者も安心できる保育をしよう

小規模保育園に在籍する0,1,2歳児は、大人との関わりが何よりも大切な時期です。だからこそ、小規模保育園の保育士設置基準は、一般の保育園よりも1人多い保育士人数が定められています。

また、小規模保育園を利用する保護者の中には、子どもを預けて仕事をすることに後ろめたさを感じる方も少なくありません。

0,1,2歳児保育の専門家として、家庭的な環境の中で子どもが安心できる関わりを心がけること。そして、子育てと仕事を両立する保護者のサポート役として、保育の知識を活かしたアドバイスや手助けを行うことが大切です。

定員が少ないとひとりひとりのお子様とじっくり向き合えるのも小規模保育園のメリットです。小規模保育園の一覧はコチラ

小規模保育園が増えている背景には、0,1,2歳児保育を必要とする家庭の増加が大きく関係しています。制度の施行も受け多くの小規模保育園が設立される中で、1から保育園を作りあげていく経験のある保育士が求められているのです。キャリアを活かして新たな園で働きたいと考えたときには、小規模保育園への転職も視野に入れてみてはいかがでしょうか?