0歳児保育の特徴
小規模保育園は、産休明けの生後2カ月から受入れ可能な園がほとんどです。生後2カ月というと、まだ首が座っていません。
3時間おきの授乳と睡眠を繰り返し、生活リズムが確立されていない時期ですね。この時期は、しっかりと首を支えるように抱くことや、子どものリズムに合わせた授乳など、命を守るための保育が必要です。
この状態から、首が座り、寝返り、お座り、ハイハイ、つかまり立ち、伝い歩き、自立歩行と目覚ましい成長を見せてくれるのが、0歳児です。授乳だけの状態から、離乳食、幼児食へと移行をする時期でもありますね。
0歳児クラスには、その年に1歳になる子どもが在籍しています。生後2カ月の首が座っていない赤ちゃんから、自立歩行を始めた子どもまで、成長の幅がある子ども達が同じ保育室で過ごすということです。
そのため、安全に気を配った保育が何よりも大切。一瞬たりとも目を離せません。生活リズムを築く時期でもありますので、子どものリズムを把握しながら、リズムを整える手助けをしましょう。
また、大人との関わりが1番大事な時期でもあります。十分に触れ合いながら、子どもとの愛着関係を築いていきましょう。
1,2歳児保育の特徴
1,2歳児になると、自我が芽生え始め、自分でやりたいけれどできない。伝えたいことがあるけれど、上手く言葉で伝えられないというもどかしさから、イヤイヤ期に突入します。
保育士はそんな子どもの気持ちを受け止め、時には代弁しながら、関わることが大切です。
着脱や食事、排泄といった身の回りのことを、大人の手を借りながら自分でできるようになっていく時期でもあります。月齢などにより発達の差が大きい時期ですので、子どもの発達を把握しながら、適切な援助を心掛けましょう。
また、大人との関わりだけではなく、友達に興味を持ち、関わり始めるのもこの時期です。おもちゃの取り合いなどでトラブルになることもありますので、仲立ちをしながら、子ども同士の関わりを見守りましょう。
0,1,2歳児保育に必要なこと
0,1,2歳児保育において、最も必要なことは、現在の子どもの姿や発達を理解することです。もちろん3歳以上児の保育においても、子ども一人ひとりの様子を把握することは大切です。
しかし、発達の差が大きい0,1,2歳児においては、発達状況や姿を理解していないと、怪我に直結します。
また、大人との1対1での関わりが大事な時期でもありますので、子ども一人ひとりに合わせてじっくりと関わることが大切です。
小規模保育園で働き始めたとき。3歳以上児の保育を経験してきたことは、決して無駄にはなりません。
先を見据えて、今の発達段階の子ども達にどんな関わりや援助が必要なのかを考えて、保育にあたりましょう。
0歳児担任|子どもとのコミュニケーションのとり方とは?