『先輩保育士も後輩にイライラ…心と気持ちの静め方の方法』

人間関係の悩みが多い保育士の仕事。後輩保育士が先輩保育士との関係に悩むという声が多く聞かれますが、先輩保育士だって後輩保育士との関係に悩んだり、後輩保育士の仕事ぶりにイライラすることだってあります。特に保育園は複数担任の場合が多いので、後輩保育士の動きによって子どもが落ち着かなくなったり、クラス運営がうまくいかないなんてことも…。

しかし、そこは先輩保育士。そのイライラを後輩保育士にぶつけるなんてことは避けたいところです。どのように気持ちを持って行けばイライラを鎮めることができるのか、後輩保育士との関係作りも含めて見ていきましょう。

後輩保育士のどんな部分にイライラするのか、自分の気持ちを見つめてみる

まずは後輩保育士のどんな行動にイライラするのかを知ることから始めましょう。仕事がとにかく遅い、何度教えても仕事を覚えない、子どもと適切に関わることができないので1人で大勢の子どもを見ている状態など様々な理由があると思います。

イライラの理由が分かったら、後輩が成長してくれることがイライラ軽減につながります。仕事が遅いことにイライラ、という時には、早く仕事を終えられるポイントを伝授する。

何度教えても仕事を覚えない時には、その場でメモをさせる。子どもとの関わりはある程度経験がものを言うという部分もありますが、子どもに好かれるような言葉掛けや遊び方を伝えるなど、どうすれば後輩が育つかを色々試してみてください。

後輩が成長してくれればイライラの原因も解消、頼れるパートナーになってくれますよ。

イライラしている時ほど、ゆっくりとした口調で接する

イライラしている時

そうは言っても、後輩が成長してくれるまでには時間が掛かります。その間にも、子ども達は毎日保育園に登園しますので、なかなか成長してくれない後輩にイライラすることもあるでしょう。

イライラした時こそゆっくりとした口調で話すことを心掛けましょう。イライラしていると人は自然と早口になります。その結果更にヒートアップして、イライラが爆発なんてことも。後輩側から見ても、イライラして早口でまくし立てている先輩を前にすると、萎縮してさらに保育ができなくなります。

口調はゆっくり、後輩に直してほしいところは端的に分かりやすく伝えることがポイントです。

ゆっくりと話しているうちに自分の気持ちもクールダウンしていきますよ。

帰宅後もイライラが治まらない、そんな時にはプライベートで発散を!

保育園にいる間は、何とか後輩の前でもイライラを出さずに接することができた。でも仕事の疲れも重なって、帰宅後もイライラが抜けない。そんな時には、プライベートで思い切り発散しましょう。

保育園や後輩の個人情報は話さない程度に、友人や家族に愚痴を聞いてもらう。趣味に没頭する。とにかく眠るなど自分なりのストレス発散方法を見つけて、その日のイライラはその日のうちに発散して、翌日すっきりとした気持ちで職場に向かえるとよいですね。

また、自分が実習生の頃に書いたノートや保育士1年目の時に書いた指導案などが残っていたら、見返してみるのもおすすめです。

自分も実習生や後輩保育士の立場の時には、何も分からず今のようには仕事ができなかったという初心を思い出すことで、後輩の仕事ぶりも暖かな眼差しで見守ることができるようになりますよ。

まとめ

後輩との関係の中でイライラしたり、指導方法で悩んだり…。保育だけではなく後輩指導も仕事に加わることで、忙しい保育士の仕事はさらに忙しくなります。

しかしその分、子どもの成長だけではなく後輩の成長にも喜びを見出せるようになりますし、後輩が慕ってくれると素直に嬉しいものです。

保育士のストレス解消法
イライラすることもありますが、プライベートで発散しながら、後輩が成長するための手助けをしてあげたいですね。きっと1年後には、たくさんのことを吸収して、頼もしい保育士になってくれているはずですよ。