目次
絵本の読み聞かせで意識すべき3つのポイント
絵本の読み聞かせで、重要なことは子どもを絵本の世界に引き入れること。そのためにちょっとした演出が必要です。
具体的には、次の3つのポイントを意識してみてください。
- ポイント1.読む前にストーリーをおさらいしておく
- ポイント2.子どもたちに視線を送る
- ポイント3.子どもたちの興味を持ったものを押さえておく
順番に見ていきましょう。
ポイント1.読む前にストーリーをおさらいしておく
絵本を読み聞かせする前に、少しページをめくっておさらいしておきましょう。
ストーリーを先に頭に入れておくと、「次は子どもたちが喜ぶ場面だ。ページをゆっくりめくろう。」など、演出の準備ができますね。
また、絵本の読み聞かせの基本は、「はっきり・ゆっくり・聞き取りやすい」言葉で話すことです。
ストーリーが分かっていると、読むときに余裕ができるので、声のトーンや声のスピードにも意識ができるようになりますね。
ポイント2.子どもたちに視線を送る
絵本を読むときは、できる限り子どもたちの方向に視線を送りましょう。必死で文字ばかり見ていると、一方的に朗読しているようになってしまいます。
子どもたちの表情や反応を見ながら、子どもたちの同じ気持ちになって絵本を読み進めていきましょう。そうすることで、子どもたちは絵本にもっと夢中になってくれるはずです。
ポイント3.子どもたちの興味を持ったものを押さえておく
絵本の読み聞かせが終わったら、その後の子どもたちの様子をしっかりと見ましょう。どんなものに興味を持ったのかを覚えておくと、次の絵本選びに役立ちますよ。
気をつけたいのは、子どもたちから読んだ絵本の感想を聞かないこと。子どもたちの中にある絵本の世界を壊さないようにしましょう。絵本を読んでいる時から終わった後まで、子どもたちを見ておくことが読み聞かせ上手になる第一歩です。
子どもたちに落ち着いて聞いてもらうために準備も大切!
子どもたちが落ち着いていない状態だと、絵本を読んでもなかなか夢中になってくれませんよね。そこで子どもたちが落ち着いて絵本を聞いてくれる、環境づくりが大切になります。
絵本の読み聞かせの環境づくり
- ●騒がしくない、子どもたちが集中できる場所を選ぶ
- ●人通りが多い場所(廊下など)やおもちゃの近くには座らない
基本になるのは、子どもたちの視線が絵本だけに集まるようにすること。人通りが少なく、おもちゃなどの気が散るような場所は避けましょう。また、絵本の読み聞かせが始まる前に、子どもたちの興味を絵本に向けるような言葉かけや手遊びをするのも有効ですね。
絵本の読み聞かせは、子どもの成長にもとても大切
絵本の読み聞かせは、子どもたちを楽しませるだけではありません。絵本を通じて、子どもたちは多くのことを学んでいきます。
たとえば、絵本に出てくる言葉を覚えたり、自分以外の世界を知るきっかけになります。また、絵本の読み聞かせによって、コミュニケーション能力が育つことにも役立つと言われています。
子どもたちの成長につながる絵本の読み聞かせを積極的に行っていきましょう。
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