仕事を抱え込まない
保育士の1番の役割は子どもと関わり成長を見守ることですが、その他にもたくさんの仕事を抱えています。保護者への対応、書類作成や壁面作りに制作の準備。勤務時間が終わった後も、書類や作り物が終わらずに残業をするという状態が続いてしまう方も多いのではないでしょうか?
仕事量の多さは、そのまま疲れとストレスへと繋がります。いつまでも仕事が終わらずイライラしたり焦ることから更に仕事が進まず…。これでは悪循環ですね。 そんな状態になる前に…
SOS信号が大切
勇気を出して周りに助けを求めましょう。保育士を始めたばかりの頃は、先輩保育士よりも1つの仕事を終わらせる為に時間が掛かって当たり前です。同じ量の仕事をこなそうと頑なになってしまうとパンクしてしまいます。自分では終えられない仕事量を抱えてしまった時には、主任や先輩の保育士に助けを求めて良いのです。
「この仕事を代わりにやってください」という伝え方では角が立ちますので、「自分の力不足でどうしても仕事が終わらないので、アドバイスをもらっても良いですか?」と教えてもらうスタンスで伝えてみましょう。効率よく仕事を進める方法を教えてくれたり、仕事の一部分を手伝ってくれるなど助けてくれる人は必ずいます。
- ポイント
- 普段から先輩に、子どもの様子を相談したり、周りの保育士との関係作りを心掛ける事です。 自分から声をあげる事は勇気がいりますが、言わないと周りに伝わりません。周りに伝えないままに仕事を抱えてしまい、自分がパンクする前に助けを求めてくださいね。
保育園外の友人に話をする
職場の人間関係や保護者との関係に悩んでいる時には、保育園外の友人に話をすることでストレスが解消される場合もあります。保育園内に信頼できる同期や同僚がいる場合は、その同僚に話を聞いてもらっても良いのですが、内情を知っているだけに話にくいこともあるかと思います。
その点、保育園外の友人は保育園の内情を知りませんので気兼ねなく話せます。特に、他の保育園に勤めている学生時代の友人は大きな存在です。保育士という仕事内容は分かっているので、悩みや不満に共感してくれます。共感してもらう事で気持ちが軽くなりますよ。
くれぐれも園名、保護者や子どもの名前など個人情報にあたる部分は必ず伏せて話しましょう。
自分の時間を大切にする
休みの日には、ぜひ自分の時間を大切にしてください。終わらない仕事があると、自宅に持ち帰って休みの日にも仕事をするという方もいるかと思いますが、時には仕事を忘れて思い切り休みを満喫することも大切です。
読書や料理など没頭できる趣味を見つけても良いですし、ショッピングを楽しんだり近場への日帰り旅行も良い気分転換になります。そして、睡眠を十分にとって食事をしっかりと摂ってください。身体の疲れが取れて、気持ちがリフレッシュできると悩みやストレスも軽減されますよ。
『先輩保育士も後輩にイライラ…心と気持ちの静め方の方法』