保育士の志望動機として「子どもが好き」という理由が大半を占めるのではないでしょうか。保育の仕事は子どもを相手にしているからこそ体験できる事が多く存在します。子どもの魅力を改めて紹介する事で、保育士を目指す人のモチベーション維持につなげてもらえたらうれしいです。
先生が大好き!毎日笑顔でお出迎え
保育園の幼児の魅力、それはなんといっても屈託のない笑顔です。
保育士がどんなに沈んだ気分で出勤しても、子ども達は笑顔で迎えてくれます。
赤ちゃんのクラスでは担任がいないと泣いてしまったり、後追いをしたりと困ってしまう事もありますが、それだけ自分を必要としてくれていると思うと仕事にも張り合いが出るものです。
特に自分のクラスの子どもにとっては担任の存在は絶対です。
休みの時には「先生がお休みだったからさみしかった」など、こちらが恥ずかしくなるようなうれしい発言をたくさんしてくれます。
そんな一日を過ごすうち、朝の沈んだ気分は一転、不思議と帰るときには元気になっているものです。出勤して元気をもらえる仕事は保育園という特別な環境かも知れませんね。
立ち直らせてくれる不思議なパワー
もちろん良い事、楽しい事ばかりではありません。
子どもや同僚保育士、上司、保護者のやりとり等で自分の力量不足を感じ落ち込んでしまう事も多く、悩みもつきません。
しかし前述したとおり、子ども達は先生が大好き。ちゃんと先生の異変に気が付きます。
弱っている時にはふざけて笑わせてくれる、大好き等と書いたお手紙をくれる、そばから離れない等々、その子どもによってアプローチの方法はさまざまですが何らかの形で弱っている先生を元気にしようと奮闘してくれます。
そんな子どもの優しさを感じて、余計に泣いてしまう事もよくあります。
毎日が成長、卒園児が遊びに来てくれることも
子どもは日々成長しています。
昨日まで出来なかったことが今日出来るようになっていたという事は多く、毎日子どもと共に私たち保育士も成長させてもらえます。最初はバラバラだったクラスが大きな行事が終わるごとにまとまっていくのも実感できるでしょう。
中でも保育士という仕事をしていて一番の喜びは、卒園した子ども達が「先生に会いたい」という気持ちで保育園を訪ねてきてくれる事ではないでしょうか。
「赤ちゃんの時は泣いてばかりだったよ」
「言う事を聞かないで叱られてばかりだったよね」
なんて大きくなった子ども達と思い出話が出来るのも、保育士にとっては至福のひとときです。
保育の仕事は責任も大きく大変。しかし子ども達の癒しのパワーは絶大です。子どものちょっとした発言や行動が保育士自身を支えてくれているといっても過言ではありません。これから保育士を目指している人も実際に働くようになると、子どもの魅力や保育の仕事の魅力を肌で感じる事になるでしょう。