初めての保育実習。保育の現場に入らせてもらい実際の先生の言葉がけや、子どもたちの行動を見ることができる素敵な機会。楽しみと思う反面緊張・不安もあることでしょう。そこで実習時に必ず持って行くと安心できる便利な物のご紹介です。
実習に欠かせない準備しておくと便利なグッズ
オリエンテーションで持ち物の確認があるかもしれませんが、実習に行ってみると先生たちを見て、これ準備しておけばよかった!と、思うものもあります。園により規定はありますが、お気に入りのペンやエプロンなど使用することにより実習のモチベーションを更に上げていきましょう。
【準備していると便利グッズ】
外遊び、お散歩
- スニーカー(すぐに履けないものはNG)
- 日焼け対策(帽子・タオル・アームウォーマー・日焼け止め など)
- リュック(ティッシュ・救急セットなど入れる為)
- 時計(子どもに万が一あたってしまってもケガにならないゴム製がよいでしょう)
室内
- エプロン(事前にどんなものが良いのか確認しておきましょう。※スモック型のエプロンも使用している園もあります)
- 筆記用具(メモ帳・ボールペン、すぐにメモできるようポケット中に※子どもたちが気になるからとメモNGの園もあります。)
- 上靴(実際に先生達はどんなものを履いているか確認しておきましょう。)
その他
- 着替え(上下1着以上は必ず持って行っておきましょう※ウイルスが流行る時期は特に必要です)
- 実習記録、記録の書き方(休憩中に書かせてくれる園もあります)
絵本・手遊び
事前に入るクラスを聞き、その年齢にあった絵本を常に持っておくととても便利です。
保育園もたくさん絵本がありますが、自分が子どもたちに読んであげたいなと思う絵本を聞かせてあげてください。どの本がいいのかな?と迷った時は事前に先生に子どもたちの好みなど聞いておくといいですね。
図書館に行って何冊か借りて事前に練習もいいかと思います。喜んでいる子どもたちを想像するだけでワクワク楽しくなってきます。
手遊びでは、行う前に「これ知ってるかな?」と軽く歌いながら手を動かしましょう。
知っている手遊びだと子どもたちも一緒に行ってくれます。初めての手遊びの場合は子どもたちの食いつき度を見ましょう。自分が気に入ってもも子どもたちの反応がいまいちだと、次の手遊びにチャレンジ。
ちょっとした間に楽しく過ごせる手遊びは必需ですね。
少なくとも5以上はすぐに出てくるようにしておきましょう。実習前に友達と共有しながら備えると楽しく覚えられますね。
学校で作った作品
学校の授業で、色んな技法を使って絵をかいたり、ペープサートやパネルシアター・紙芝居など作りますよね。
この作品は一生もの!自分で作ったオリジナルな作品は子どもたちにも大人気。いつ使うのかな?保育中にほんとに使えるのかな?と、思い持って行かないとほんとに損をしていまいます。
少し時間が空いた時に先生から「手遊びやってみる?」「絵本読んでもらってもいい?」と言われた時にここぞとばかりに活躍できます!
もちろん先生にこんな物がありますときちんと伝えてくださいね。
また、すぐに始められるよう部屋の隅に毎日置いておきましょう。先生も学生時代を思い出し一緒に楽しんでくれますよ。また、アレンジなどのアドバイスももらえるとってもいい機会です。
行き当たりばったりではなく、事前にシミュレーションは必須です。
※時間はその時の状況によるので、その時間に合わせて行うものを選んでくださいね。
挨拶・笑顔・身だしなみは基本
実習の内容ばかり気になり肝心な事を忘れている時があります。それは、基本となる「笑顔・挨拶・身だしなみ」です。
施設にオリエンテーションに行った際、働く職員の方々の印象はどの様にうつりましたでしょうか?挨拶はしてくれましたか?笑顔で対応してくれましたか?身だしなみはいかがでしたか?園に一歩足を踏み入れた時から数分でいろんな事を感じることがあると思います。あなたが感じるところは、あなた自身も感じ取られるところです。
あの先生笑顔が素敵だな!ハキハキした話し方が印象的・清潔な雰囲気がすると思ったら印象良く自分もこの園で働きたい。実習が楽しみ!と、思うことでしょう。
ですが、挨拶もしてくれない、愛想もなくだらしない格好の職員だと、今から実習頑張ろうという気持ちを失いやっていけるか不安になってしまいますよね。それほど第一印象は大切なのです。
今から実習をさせて頂く受け入れ側も一緒です。笑顔で挨拶・髪型・爪・服装など見ていますので、鏡を見てしっかりチェックしておきましょう。
失敗を恐れずいこう保育実習
保育実習頑張ろう!と思ってもどこかで不安な気持ちがあるのはみんな同じ。ですがその気持ちが表にでて職員だけでなく、子どもにまで伝わってしまうものです。実習のチャンスは今しかない!楽しんでやりきることが大切な事です。
でも、実習って何をしたらいいのかな?先生のお手伝い?ちゃんと先生教えてくれるかな?ピアノ弾けるかな?設定保育うまくできるかな?急に手遊びって言われてできるかな?自己紹介どうやってしようかな?…など、不安になり考えてしまう事は沢山あります。その不安はどこにあるかというと…失敗せずにできるかな?と、言う気持ちです。この「失敗」という言葉を気にすることです。
最初から上手くやろう!と、思ってもなかなかうまくいかない事が現実。失敗することから学んでいくのです。失敗をせずにいると何がいけなかったのか、良かったのかもわかりません。
周りを気にせず頑張って行う姿が学ぶ姿勢でもあり実習なのです。その気持ちを強く持ち実習に励みましょう。
いつ何の時に何を言われるかわからないのが保育実習。しかしそれは先生達が実際の現場で体験できるチャンスを作ってくれている証拠なのです。子どもたちは新しい先生が来るというだけで目をキラキラさせて楽しみにして待っています。その子どもたちを想像すると「あれも、これもやってみたい!」と、意欲が増してくることかと思います。実習終わった時に「もっと子どもたちに〇〇してあげたらよかった…準備不足だったな」ではなく「次は〇〇もしてみよう!」と思えるよう取り組んでいきましょう。